161万円で買えるマツダ新型フレアクロスオーバーXG 最上位との66万円差を徹底検証
マツダの軽SUV「フレアクロスオーバー」が2026年6月25日にマイナーチェンジを実施。ラインアップの中でも最も注目を集めているのが、エントリーグレード「XG」だ。2WD仕様で161万400円という価格は、最上位の「ZT 4WD」(227万5900円)と比較すると約66万円も安い。この差額に隠された実力と、削られた装備の実態を詳しく見ていこう。
フレアクロスオーバーは2014年にスズキ「ハスラー」のOEMモデルとして誕生。現行型は2020年にフルモデルチェンジした2代目で、軽ハイトワゴン並みの室内空間とSUVらしい個性的なデザインが特徴だ。今回の改良では、全グレードにオート格納ドアミラー&LEDサイドターンランプ、電動パーキングブレーキ&ホールド機能が追加された。XGにももちろん標準装備で、坂道発進や駐車時の利便性が大幅に向上している。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 安全装備の充実ぶりも見逃せない。今回の改良の核心である「デュアルセンサーブレーキサポートII」が全車標準装備となり、自動二輪車や自転車の検知、交差点内での出会い頭や右左折時の対向シーンにも対応。アダプティブクルーズコントロール(ACC)の停止保持機能、レーンキープアシスト(ACC利用時)、ブラインドスポットモニター(BSM)も全車共通で追加された。さらにパーキングセンサー(フロント)と低速前進時ブレーキサポートも新設定。安全面ではXGと最上位グレードにほとんど差がないと言っていい。
デザイン面でもXGは恩恵を受けている。XG・XS・XTのフロントグリルはヘッドランプとつなげた逆台形の造形で、バンパーは外板色の面積を拡大。ZS・ZTのブロック形状グリルとは異なるが、シンプルで個性的な表情を手に入れている。ボディカラーは全5色で、新色の「ウッドランドカーキメタリック」、新たに追加された「ミネラルグレーメタリック」と「ソフトベージュメタリック」が選べる。2トーンルーフは設定されていないが、カラーバリエーションは十分だ。
一方で、XGに装備されていないものも整理しておく必要がある。最大のポイントは全方位モニター&スマートフォン連携ナビゲーションがXGを除く全グレードに標準装備された点だ。XGにはナビが付かないため、スマホのナビアプリや社外ナビを別途用意する必要がある。USBチャージャーがType-C×2に変更されたのもXGを除く全グレードのみ。ただし、シートヒーターは全車標準装備で、エントリーグレードに装着される例が少ないことを考えれば、これは大きなアドバンテージだ。
パワートレインは660ccの「R06D型」自然吸気ガソリンエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせ、新開発CVTを採用。低中速域でのスムーズな走りと燃費性能を両立している。
軽SUVとして必要な広い室内空間と個性的なデザイン、充実した安全装備は、最廉価のXGでも変わらない。今回の改良で電動パーキングブレーキやオート格納ミラーも追加され、装備の底上げは確かだ。スマホのナビアプリで代替でき、2トーンカラーや全方位カメラにこだわりがなく、フレアクロスオーバーの個性と安全性を最もシンプルに手に入れたいユーザーにとって、XGは極めて合理的な選択肢と言えるだろう。
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