北陸仕様フォレスターでクラブサウンドを追求、シート下に凝縮したハイエンドオーディオ
積雪の多い北陸路を走るために選んだのは、4WDターボのスバル『フォレスター』。前車トヨタ『プリウス』で磨き上げたオーディオシステムを、新たな相棒にどう継承するか。オーナー・坂本さんが福井県のcustom & Car Audio PARADAに託したのは、限られたスペースを極限まで活用した“コンパクト&ハイパワー”なサウンドシステムだ。
運転席と助手席のシート下。ここにすべての核心が詰まっている。搭載されたパワーアンプは、実績あるザプコのZ150。2台のZ150がフロント3ウェイを駆動し、ツイーター用にはモスコニのピコ2を採用。さらに運転席下にはDSPとしてヘリックスのDSP PRO mk3が収められている。各ユニットには専用カバーが設けられ、シート下というデッドスペースを無駄なく、かつ実用的に使い切るインストール術は見事の一言だ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon DSPをシート下に置いた理由は、スペース効率だけではない。信号伝送経路を極力短くするためだ。光デジタルケーブルを最小限の長さに抑え、伝送ロスを徹底的に排除するという、エンジニアでもある坂本さんならではの理詰めのアプローチが光る。
一方、重低音を担うサブウーファーはラゲッジスペースに配置。ユニットにはRSオーディオのRS A10DVCをチョイスし、やや大きめのエンクロージャーでローエンドの伸びと量感を両立。ラゲッジフロア下にはサブウーファー用パワーアンプのキッカーKXCA1200.1を忍ばせ、トランスやゲームミュージックを思うままに鳴らす“クラブサウンド”を実現している。ラゲッジにはサブウーファーのみで、荷物の積載性も確保されている点は実用派のこだわりだ。
インストールはショップとの綿密な打ち合わせで完成したが、サウンド面では現在もDIYによる調整を継続中。特に左右チャンネルのゲイン合わせに苦戦しているそうだ。本職が電気系エンジニアの坂本さんは測定器を駆使し、正確な仕上がりを追求している。試行錯誤の過程こそカーオーディオの醍醐味。完成形が近づく日も遠くないだろう。
オーディオ以外にも目を引くのが、坂本さん自ら“北陸仕様”と呼ぶ外装カスタム。フロント、サイド、リアに施されたブラックコーティングは、雪道でのボディ下部のダメージを防ぐ実用的な処理でありながら、純正と見紛うほどの自然なツートーンデザインに仕上がっている。
次回の後編では、フロントまわりのインストールやスピーカーユニット選びを詳しく紹介。印象的な加工が施された取り付けにも注目してほしい。
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