アウディA5アバントPHEV登場!367馬力の4WDワゴン、S5に迫る実力
2026年5月、アウディ ジャパンは現行型「A5」シリーズにプラグインハイブリッド(PHEV)モデル「A5 TFSI eハイブリッド クワトロSライン」と、そのステーションワゴン版「A5アバント TFSI eハイブリッド クワトロSライン」を追加した。
このA5シリーズは、2025年2月に日本市場へ導入されたモデルで、従来の「A4」と「A5スポーツバック」を統合した後継にあたる。つまり、セダンのA4は4ドアクーペスタイルのA5セダンに、ワゴンのA4アバントはA5アバントへとバトンタッチしたのだ。プラットフォームには新開発のPPC(プレミアム プラットフォーム コンバッション)を採用し、電動化にも対応したエンジン車用の基本構造を備えている。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 今回追加されたTFSI eハイブリッドは、2リッター直列4気筒ターボエンジン(最高出力252馬力、最大トルク380Nm)に高性能モーターを組み合わせ、システム全体で最高出力367馬力、最大トルク500Nmを発生。この数値は、3リッターV6ターボを積む高性能モデル「S5」の367馬力、550Nmに肉薄する。
ドライブセレクトを「ダイナミック」に設定すれば、アクセルを踏み込んだ瞬間からモーターが力強いトルクを立ち上げ、エンジンが回転上昇とともにパワーを重ねていく。エンジンは雑味のないサウンドを響かせながら軽々と6500回転を超え、デュアルクラッチ式7速Sトロニックがシフトアップ。2速で80km/h付近に達するため、高速合流などでも刺激的な加速が味わえる。
一方、走行モードを「EV」にすればモーターのみでの走行が可能。大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、EV走行換算距離はセダンで最大110km、アバントでも108kmと、PHEVとして十分な実用性を備える。充電レベルの設定も好みで調整可能なスライダーが用意されている。
「ハイブリッド」モードでは、バッテリー残量を維持するためにエンジンが自動で発電を行うが、走行中の負担を感じさせることはない。減速時のエネルギー回生も高効率で、ダイナミックモードで走行中でもバッテリー残量が短時間で2%上乗せされることもあるという。
気になる点として、モーター走行時にタイヤのノイズが耳に届きやすいこと。路面によっては空洞共鳴音や気柱共鳴音が静粛性を損ねるが、エンジン音によるマスキングがないためだ。とはいえ、走りを楽しむ高性能モデルとして捉えれば、ノイズは許容範囲と言える。
ダンピングコントロールSスポーツサスペンション(連続可変減衰力制御)を標準装備し、超正確な操縦性とクワトロ(4WD)ならではの安定性を両立。ボディサイズは全長4835mm×全幅1860mm×全高1455mm(アバント)と大柄になったが、ホイールベースも70mm長くなったため、後席の足元スペースは大幅に拡大している。
価格は消費税込みで、A5 TFSI eハイブリッド クワトロSラインが1151万円、A5アバント TFSI eハイブリッド クワトロSラインが1176万円。S5級のパワーと日常使いに十分なEV航続距離を両立した、新時代のプレミアムワゴンとして注目したい。
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