VW「ID.3ネオ」世界初公開! アクアより大きい4.2mに231馬力、レトロな新型EVの魅力
フォルクスワーゲンが2026年4月15日、ドイツで新型「ID.3 Neo(ID.3ネオ)」を世界初公開した。EVシリーズ「ID.ファミリー」の中核を担ってきた「ID.3」の後継となるコンパクトハッチバックの電気自動車(BEV)だ。「ネオ」の名の通り、内外装からパワートレインまで全身を刷新している。
デザインには新たな言語「ピュア・ポジティブ」を採用。フロントには左右を一直線につなぐライトストリップと、光るブランドロゴを組み合わせ、先進的でクリーンな表情を作り上げる。ルーフとリアスポイラーをボディ同色で仕上げることで、車体を低く見せ、ダイナミックなシルエットを強調した。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro インテリアも大きく進化。水平基調のモダンなダッシュボードには、上級クラスに匹敵する素材を随所に配した。さらに注目は、ユーザーの声に応えて復活した物理スイッチだ。人間工学に基づいた押しやすいボタンや、直感的に扱えるコントローラーを配置し、手元を見ずに操作しやすい環境を実現。先代で指摘されていた操作性の課題を克服している。
遊び心も忘れない。10.25インチのデジタルコックピットには、初代「ゴルフ」を彷彿とさせるグラフィックを内蔵。クラシックな機能美と現代のデジタル技術を融合させた演出が、往年のVWファンの心をくすぐる。
パワートレインも新開発され、エネルギー効率が大幅に向上。モーター出力は125kW(170馬力)、140kW(190馬力)、170kW(231馬力)の3種類を用意する。最大の79kWhバッテリー搭載モデルでは、WLTPモードで最大630kmの航続距離を実現した。
新たに外部給電(V2L)機能にも対応。最大3.6kWの出力で、アウトドア用品や家電、電動自転車などへ手軽に給電できる。安全面では、信号機を認識する最新の運転支援システム「コネクテッド・トラベルアシスト」を新設定。信号に応じて自動で速度を調整し、停止までをスムーズに行うワンペダルドライブにも対応した。
ボディサイズは全長4265mm×全幅1809mm×全高1553mm。トヨタ「アクア」(全長4080mm×全幅1695mm×全高1485-1505mm)よりひと回り大きい、絶妙なサイズ感だ。コンパクトカーでは物足りないが、一般的なCセグメントでは大きいと感じる人に、ちょうど扱いやすい大きさに収まる。全高が1553mmとBEVとしては低めに抑えられている点も、駐車環境が限られる日本の街中で扱いやすいポイントだ。
ドイツでの価格は3万3995ユーロから(日本円で約633万円/2026年7月下旬時点レート)。グレードは「Trend」「Life」「Style」の3種類を用意する。クラスを超えた高い質感、往年の名車への敬意を感じさせる遊び心、そして日本の日常にも馴染みそうなサイズ感。新型ID.3ネオは、日本導入が待ち遠しい注目の一台だ。
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