全長4m、780kgの軽量FR!ドンカーブート「P24 RS」右ハンドル登場
オランダの小さな名門、ドンカーブートがまたしてもクルマ好きの心を鷲掴みにするモデルを投入してきた。1978年創業、累計販売台数わずか約1700台という少量生産メーカーながら、軽量化とドライバーとの対話に徹底的にこだわるその哲学は、最新モデル「P24 RS」にも色濃く息づいている。
2026年7月21日に発表されたP24 RSは、なんとドンカーブート史上初の右ハンドル仕様を設定したモデルだ。これまで左ハンドルオンリーだった同社が、ついに右ハンドル圏へ本格的に打って出る。イギリスを皮切りに、日本市場も視野に入るというわけだ。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro ボディサイズは全長4000mm×全幅1912mm×全高1105mm、ホイールベースは2420mm。4mを切る全長は、まさに「小さなスポーツカー」の名にふさわしい。心臓部はドライサンプ式の3.5リッターV型6気筒ツインターボ。組み合わされるトランスミッションは5速MT、駆動方式はFR。この構成だけでもう、駄目だ、涎が出る。
最高出力は600馬力、最大トルクは800Nmを発生。しかしP24 RSの真骨頂は、その数値を軽々と超える驚異の軽量ボディだ。車両重量はなんと780kg。パワーウェイトレシオは1馬力当たり1.3kgという驚異的な数字を叩き出し、世界のスーパースポーツカーすら凌駕する。0-200km/h加速は7.4秒、最高速度は300km/h以上。最大2.3Gの横加速度を発生するこのマシンは、まさにサーキットの蠱惑だ。
さらに面白いのが、「Power To Choose」システム。エンジン出力を400馬力、500馬力、600馬力の3段階から選択できるのだ。雨の日のツーリングでは控えめに、サーキットでは全開に。ドライバーの技量やシチュエーションに合わせてキャラクターを変化させられる。
一方で、パワーステアリングや横滑り防止装置、トルクベクタリング、ブレーキアシストは標準装備されていない。あえて電子制御を排斥し、タイヤと路面からの情報をダイレクトにドライバーに伝えるという徹底ぶり。まさに「操る楽しさ」を最優先した純血のスポーツカーだ。
独立型フェンダーやロングノーズ・ショートデッキといった伝統的なスタイルを踏襲しつつ、荷室容量は298リットルと実用性も確保。ルーフは脱着式、ドアはバタフライ式と、所有する喜びも満点だ。
生産台数は世界限定150台。右ハンドル仕様は30台未満という狭き門。価格は明らかにされていないが、これだけのスペックと希少性を考えれば、相当なプレミアムが付くことは間違いない。ドンカーブートが放つ究極のドライバーズカー、そのハンドルを握れるのは、ごく一握りの幸運なドライバーだけだ。
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