レクサス新型ES、最安790万円でも超豪華。全長5.1m超の快適セダンを徹底解剖
レクサスが2026年6月11日に発売した8代目となる新型「ES」。日本市場で約8年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたこの上級セダンは、HEV(ハイブリッド)に加えて、新たにBEV(バッテリーEV)をラインナップに加えたことが大きなトピックだ。
価格帯は790万円から920万円(消費税込)。なかでも最も注目を集めるのが、エントリーモデルとして設定された「ES350h(FWD)」と「ES350e」の2台。どちらも価格は790万円と、最も手頃な価格ながら、新型ESの本質的な魅力を余すところなく味わえる。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー まずは両車に共通する基本スペックから。新型ESのボディサイズは全長5140mm、全幅1920mm、全高1555〜1560mm、ホイールベースは2950mm。先代比で全長は165mm、全幅は55mm、全高は最大115mm拡大し、ホイールベースも80mm延長された。この大型化が室内空間の広さに直結しており、着座位置の向上やガラス面積の拡大、薄型パノラミックルーフの採用によって、開放感あふれるキャビンを実現している。
インテリアには、世界初採用となる「Responsive Hidden Switches」(手を近づけると浮かび上がる物理スイッチ)や、6つの世界観を演出する「インテリアイルミパッケージ」、レクサス初の「センサリーコンシェルジュ」(照明・空調・香りを連動させる空間演出機能)が標準装備。インパネには14インチディスプレイと12.3インチのメーターディスプレイが並び、最新の「Lexus Safety System+」も全車に搭載される。足元は235/55R19タイヤ&19インチアルミホイールを履き、ボディカラーは新色「ソウ」を含む全7色から選べる。
ここからは、2つのエントリーモデルを比較してみよう。
「ES350h」は、2.5リッター直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせたHEV。システム最高出力は248PS、WLTCモード燃費は25.4km/Lを誇る。0-100km/h加速は7.7秒と、日常域での余裕ある走りを重視するユーザーにぴったり。何より、ガソリンを給油するだけで日本全国どこでも安心して走れるのが最大の強みだ。さらに、このグレードには「マークレビンソン プレミアムサラウンドサウンドシステム」が標準装備。音質にこだわるユーザーにとっては、ES350hを選ぶ大きな理由になる。シート素材は「L tex(エルテックス:合成皮革)」を採用する。
一方の「ES350e」は、74.69kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載したBEV。最高出力は224PS、WLTCモードの一充電走行距離は670kmに達する。150kW級急速充電器を使えば、約28分(外気温約25℃時)で充電が可能。0-100km/h加速は8.0秒とHEVとほぼ互角で、BEV特有の滑らかで静粛な走り出しは、ESの上質な乗り味と見事に調和する。
そして何より注目すべきは、CEV補助金130万円の適用だ。同じ790万円の価格でありながら、ES350eは実質660万円台から手に入る計算になる。自治体独自の補助金が加算される地域なら、さらに割安感が増す。自宅や職場に充電設備があるユーザーにとって、ES350eの経済的メリットは計り知れない。
同じ790万円でHEVかBEVかを選べるという新型ESの設定は、まさに注目すべき試みだ。充電インフラの利便性と補助金メリットを重視するならES350e、給油の手軽さとマークレビンソン搭載にこだわるならES350h。最上級モデルとの差額は130万円だが、エントリーモデルであっても、新型ESの本質的な価値を存分に堪能できる。
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