ATでもレースに出られる! トヨタGR86カップカーベーシックに6速AT追加
トヨタとGAZOO Racing(GR)は2026年8月6日、GR86の一部改良モデルを発表した。注文受付は同月28日から。これに伴い、ワンメイクレース「GR86/BRZカップ」用の参戦コンプリートカー「Cup Car Basic(カップカーベーシック)」に、待望の6速AT車が追加設定された。
GR86はスバルとの共同開発で2021年に誕生した2ドア4シーターのFRスポーツクーペ。水平対向4気筒2.4リッターエンジンを搭載し、先代から排気量を拡大して動力性能を大幅に向上。兄弟車のスバルBRZと基本構造を共有しながら、GR独自のチューニングにより「ドライバーの意のままに操れる手の内感」や「限界域でのリニアな応答」を追求したキャラクターが特徴だ。発売から5年が経過した現行型は、手頃なFRスポーツとしてグローバルで累計11万台を販売している。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 今回の一部改良では、上級グレード「RZ」の内装質感を向上。初代で期間限定設定されたボディカラー「ソリッドグレー」を新色として復活させた。また、スロットルコントロールや電動パワーステアリング、シフト操作のさらなる作り込みにより、「意のままの走り」を進化。運転支援システム「アイサイト」は2眼ステレオカメラからより広範囲を捉える3眼カメラに変更され、安全性も向上している。
そして最大のトピックが、カップカーベーシックへの6速AT車追加だ。これまで6速MT車のみだったレース参戦用コンプリートカーに、AT車が新たにラインアップ。架装により通常より約10mmローダウンされ、6点式ロールケージや本格的な空冷式オイルクーラー、専用フロアマットなどを標準装備する点はMT車と共通だが、装備面では細部が異なる。
外観上の大きな違いはホイールだ。6速MT車が205/55R16タイヤ+スチールホイール(センターキャップ付き)なのに対し、6速AT車は215/45R17タイヤ+切削光輝&ブラック塗装のアルミホイールを標準装備。さらにAT車には定速/全車速追従機能付クルーズコントロールやAT誤発進抑制制御/AT誤後進抑制制御といった快適・安全装備が備わるほか、本革巻き3本スポークステアリングホイールや荷室トリムなど、細部の加飾も異なる。
価格は架装メーカーであるトヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)による車両価格(消費税込)で、6速MT車が361万6200円、6速AT車が399万3000円。生産開始は2026年12月を予定している。
SNS上では「ヒールアンドトゥがうまくできないけどATで参戦できるならアリ」「こういうので良いんだよ」「MTのレースはハードルが高いと思っていた」など、AT車追加を歓迎する声が多数。また「モータースポーツの裾野を広げようという意思が感じられる」「GRの草の根的な活動はすごい」と、トヨタとGRの取り組みを評価する意見も多く見られた。「がぜんワンメイクレースが気になってきた」というコメントもあり、今後のGR86/BRZカップのさらなる盛り上がりに注目が集まる。
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