6速MTでV12復活! トゥーリング・スーパーレッジェーラが550マラネロを現代に蘇らせた「ヴェローチェ12アペルタ」
イタリアが誇る伝統のカロッツェリア、トゥーリング・スーパーレッジェーラが100周年という節目に、またしても胸熱な一台を世に送り出した。その名は「ヴェローチェ12アペルタ」。2024年発表の「ヴェローチェ12」、2025年の「ヴェローチェ12バルケッタ」に続く、フェラーリ「550マラネロ」をベースとしたレストモッドの最新作だ。
ベースとなった550マラネロは、1996年にフェラーリのフラッグシップとして登場したFRレイアウトのスーパーグランドツアラー。5.5リッターV型12気筒エンジンをフロントに搭載し、後輪を駆動するという、フェラーリ伝統のスタイルを継承した名車である。この偉大な先達へのオマージュを込めつつ、内外装を現代の技術と熟練の職人技で徹底的に再構築したのが、ヴェローチェ12シリーズのコンセプトだ。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー 今回の「アペルタ」は、イタリア語で「開かれた」を意味する。その名の通り、ルーフパネルが脱着式となっており、ポルシェで言うところのタルガトップ構造を採用。オープン走行の爽快感と、クーペボディの剛性を両立させた、実に魅力的なプロポーションを持っている。
ボディパネルはすべて新設計で、軽量かつ高剛性なカーボンファイバー製。左右のリアフェンダーを繋ぐように配置されたアルミニウム製のアーチが、アペルタならではのスタイリングを際立たせている。ボディサイズは全長4579mm×全幅1961mm×全高1291mm、ホイールベース2500mmという、全長4.6m級の“ちょうどいいサイズ感”も、クルマ好きにはたまらないポイントだ。
ラゲッジスペースはルーフ装着時で327リッター、オープン時でも233リッターを確保。グランドツアラーとしての実用性にもしっかりと配慮されている。
心臓部は、ベース車両譲りの5.5リッターV型12気筒ガソリンエンジン。そこに組み合わされるのは、なんと6速MT。最高出力503馬力、最大トルク760Nmを発生し、0-100km/h加速は推定4.4秒、最高速度は推定290km/hと、現代のスーパーカーに引けを取らないパフォーマンスを誇る。
ボディカラーには明るい「アルバ・ホワイト」を採用し、インテリアはバーガンディ色のレザーで統一。この配色は、同社が1960年代に手掛けたモデルから着想を得たというから、そのこだわりには脱帽するほかない。
なお、価格や生産台数、納車時期については現時点では未発表。V12+6速MTという、もはや夢のような組み合わせを現代に蘇らせたヴェローチェ12アペルタ。その価格がいくらになるのか、そしてどれだけの幸運なオーナーのもとへ届けられるのか、注目が集まる。
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