日産アトラスベースの新型キャブコン「グランドパピィ」、全長4.9mで大人6人寝れて普通AT免許OK
「無理をしない」——この言葉をコンセプトに掲げるキャンパー厚木が、東京キャンピングカーショー2026(TCCS2026)で新型車「Grand Puppy(グランドパピィ) アトラスSG」を発表し、実車を公開した。流行や“映え”よりも、長く安心して使えることを重視する同社らしい、実用本位の一台だ。
ベース車両は日産「アトラス」。OEM元であるいすゞ「エルフミオ」のキャンピングカー向けシャシ「トラビオ」はダブルタイヤのみの設定だが、キャンパー厚木はあえてシングルタイヤとダブルタイヤの両方を選べるアトラスをベースに採用した。後輪は15インチのシングルタイヤを標準とし、乗り心地と経済性を両立。もちろんダブルタイヤも選択可能だ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon パワートレインは1.9リッターディーゼルターボに6速ATを組み合わせ、駆動方式は2WD(最小回転半径4.4m)と4WD(同5.1m)を用意。全長4970mm×全幅1740mmという扱いやすいサイズながら、乗車定員7人、就寝定員6人を確保。普通AT免許で運転できるのも大きなポイントだ。
ボディはFRP製のワンピース構造で、高断熱かつ耐湿性能に優れる5層構造のエアロフレックスを採用。高温多湿な日本の気候でも室内の快適性を高めてくれる。車両後方のエントランスドアはステップ高を380mmに抑え、乗り降りのしやすさにも配慮している。
室内に足を踏み入れると、正面にL字型のギャレーと多目的ルーム、左奥にはゆとりあるダイネットが配置。両サイドにアクリル製の2重窓を備えたダイネットは開放感抜群で、マットを展開すれば長さ1830mm×幅1640mmのクイーンベッド以上の就寝スペースに早変わり(最大3名)。さらに天井部(バンクベッド)の左右に格納されたベッドボードを展開すると、長さ1900mm×幅1640mmの広々としたロフトベッドが現れ、こちらも最大3名が眠れる。
装備も充実しており、大容量のトリプルサブバッテリーやFFヒーター、インバーター、昇圧走行充電システムなどを標準装備。省エネタイプのエアコンや65Lの冷蔵庫といった家電もビルトインされている。
気になる価格は、2WD車が1289万2000円(消費税込)から、4WD車が1339万8000円(同)から。本格キャブコンへの“はじめの一歩”として、この扱いやすいサイズ感と充実の装備は見逃せない。キャンパー厚木の「無理をしない」哲学が、細部まで行き届いた一台だ。
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