福岡14市町にAIタクシー「ニアミー」拡大、最大50%割引のシェア乗りも
熊本県で実績を積んできたAIタクシーサービス「ニアミー(NearMe)」が、福岡エリアへ本格進出する。2026年8月上旬より、福岡市・北九州市をはじめとする福岡県内14市町で運行を開始すると発表した。
新たにサービスがスタートするのは、福岡市・北九州市のほか、芦屋町・水巻町・遠賀町・岡垣町・行橋市・苅田町・上毛町・みやこ町・吉富町・築上町・豊前市・中間市の14市町。これにより、九州全体でのサービス網が一気に強化される形だ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 拡大の背景には、九州を訪れるインバウンド需要の急増がある。九州観光機構のデータによれば、2026年4月の外国人宿泊者比率は九州全体で26.5%に達し、なかでも福岡県は40.3%と過去最高を記録。韓国・台湾・香港などアジア圏からの旅行者が増え、空港から宿泊施設や観光地へのスムーズな移動手段が求められている。加えて、地域交通の担い手不足も深刻化しており、観光客と地元住民の双方にとって便利で効率的な移動の充実が急務となっている。
予約方法は至ってシンプル。乗車1時間前までに専用サイトから申し込み、配車の可否は乗車5時間前までにメールで通知される(当日予約の場合は予約後30分以内)。決済はクレジットカードのみ対応。
気になる料金は、貸切利用の場合、移動距離に応じた変動料金で、通常のタクシー運賃と同程度に設定。一方、シェア乗りを選べば、走行予定ルートの距離とシェア人数に応じて事前に料金が確定し、通常のタクシー料金から最大50%割引となる。これなら財布にも優しく、気軽に試せる。
さらに、北九州空港(北九州空港アクセス推進協議会)との連携も発表。2026年8月上旬より空港のホームページにサービス情報が掲載されるほか、空港内での告知活動も順次展開される予定だ。空港利用者にとっては、降り立ってすぐに予約できる選択肢が増えることになる。
ニアミーの空港送迎型サービス「エアポートシャトル」は、2019年8月のサービス開始以来、累計予約人数145万人(2026年6月時点)を突破。現在は全国16空港と周辺都市部で利用可能だ。また、国土交通省が2025年度より進める「地域交通DXの推進に向けた相乗りタクシーの活用促進のための実証調査業務」にも採択され、25を超える自治体と連携した実証事業を展開中。デロイト トーマツ グループの「テクノロジー ファスト 50 2024 ジャパン」では、333.8%の収益成長を記録し、2年連続で受賞している。
福岡エリアでの新たな移動の選択肢として、AIが最適ルートを計算するニアミーが、観光客と地域住民の足にどれだけ浸透するか。今後の展開から目が離せない。
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