BMW K75Sがユーザー車検に挑戦!光軸で撃沈もデイトナ製LEDでリベンジ成功
かつてBMW Mシリーズ生誕50周年を記念し、パールホワイトベースのMカラーイメージにペイントされた不人気中古外車、K75S。通称Kナナゴーと呼ばれるこのバイク、車検取得直後に購入したものの、磨きやペイントなど様々な作業を進めているうちに、あっという間に24か月が経過。気付けば車検切れのピンチに陥っていた。
検切れのままでは試運転すらできないため、ライダーはバイク仲間と共に陸事(陸運支局)へ持ち込み、ユーザー車検で継続検査を取得することを決意。まずは何も調整せずに検査ラインへ突入したが、ヘッドライトの光軸検査で見事に撃沈。オールペン時にヘッドライトを取り外していたことが原因で、不合格は当然の結果だった。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー しかし、ここで諦めるわけにはいかない。テスター屋さんで光軸を調整してもらい、再検査は無事にパス。検査結果のプリントアウトを判定室の検査官から直接渡されたことには、ライダーも驚いたという。車検も日々進化しているようだ。
車検前に交換したのが、デイトナ製のBMW専用バッテリー(型番53030)。購入時に搭載されていたバッテリーは性能低下が著しく、マイナス端子周辺にはベトベトした堆積物が。これは電解液漏れによるもので、明らかに寿命と判断された。デイトナの専用バッテリーは、電極部分が一段下がった構造で端子カバーを標準装備。さらに片手でも持ち上げられるグリップバンドが付属し、使い勝手は抜群だ。何より嬉しいのは、このバッテリーが同じく所有するモトグッツィ・ルマンIIIにもドンピシャで適合したこと。純正ツールトレイを載せても隙間ができる安全性も確保されている。
ヘッドライトバルブには、デイトナのH4型LED「プレシャスレイZ2」を装着。以前の旧式LEDでは明るくても光軸が出ない例があったが、この製品はロービーム測定でいわゆるLマークがくっきりと出るため、車検も安心だ。6500ケルビンのホワイトと4500ケルビンの電球色の2種類があり、旧車には電球色が似合うとライダーは推奨する。
気になる点としては、エンジン始動直後にマフラーから白煙が出ること。直列で寝かし搭載のKシリーズエンジンは、サイドスタンドで停車すると排気バルブガイドからオイルが滲み出る持病があるようだ。80年代のBMWに詳しい先輩に聞くと、バルブステムシールを交換しても数千キロで再発するため、費用対効果を考えると気にしない方が良いとのアドバイス。確かに、エンジンが温まれば白煙も消え、アイドリングは至極安定している。
タンク内はキャップ口金の塗装剥がし作業で空っぽだったが、ハイオクガソリンを約5リットル給油し、チョークレバーを引いてセルボタンを押すと、数回転であっさりエンジン始動。デジタル時計やギヤポジションインジケーター、チョーク戻し忘れインジケーターなど、実用的な装備が充実したコンビネーションメーターも健在だ。
外装のカラーリング変更で明るく生まれ変わったK75S。ユーザー車検を無事に取得し、これからますますお気に入りの仕様に進化していくことだろう。猛暑が続いた夏はとても乗る気になれなかったが、秋の気配を感じた瞬間、ライダーは再びバイクと向き合う決心を固めた。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 今、あなたにオススメ