メルセデス・ベンツ新型CLA、EVで最大航続771km&668万円から登場
メルセデス・ベンツ日本が7月29日、中核モデルとして新型『CLA』の電気自動車(EV)版を正式発表。4ドアクーペの「CLA with EQ Technology」とステーションワゴンの「CLA Shooting Brake with EQ Technology」をラインアップし、予約注文の受付を開始した。価格は668万円からと、同社のEVとしては攻めた設定だ。
新型CLAは、ドライブトレイン、トランスミッション、プラットフォーム、サスペンション、デジタル体験に至るまでを一新した新世代モデル。EVを主軸に開発しつつ、高効率な内燃機関モデルにも対応する新プラットフォーム「Mercedes-Benz Modular Architecture(MMA)」を採用しているのが大きな特徴だ。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro さらに、日本市場ではフラッグシップの新型Sクラスに続き、メルセデス・ベンツ自社開発の「MB.OS」を搭載。ナビゲーションや車両制御を統合し、インフォテインメント、運転支援、ボディ&コンフォート、ドライブ&チャージングの各領域を一元的に制御する。第4世代MBUXでは、ChatGPT、Microsoft Bing、Google Geminiと連携した複数の生成AIを統合した「MBUXバーチャルアシスタント」を搭載。Googleマップのデータとメルセデス・ベンツのUI/UXを組み合わせた新世代のMBUXナビゲーションも採用し、今後の新世代メルセデス・ベンツ車の第一号と位置づけられている。
気になる航続距離は、最上位モデル「CLA 250+ with EQ Technology」がWLTPモードで最大771kmを達成。これは日本市場におけるメルセデス・ベンツのEVで最長となる。 Shooting Brake版の「CLA 250+ Shooting Brake with EQ Technology」は最大755km、エントリーグレードの「CLA 200 with EQ Technology」は最大525km、そのShooting Brake版は最大513kmと、いずれも実用的な数値だ。
電動パワートレインはリアアクスルに永久磁石同期モーターを搭載。CLA 250+シリーズには最高出力200kWのモーターを積み、バッテリーからホイールまでの効率は93%(欧州参考値)を実現。2速EVトランスミッションにより、市街地での扱いやすさと高速走行時の効率性を両立させた。バッテリー容量はCLA 200シリーズが58kWh、CLA 250+シリーズが85.5kWhのリチウムイオンバッテリー。充電は6.0kWまでの交流普通充電と、最大100kWの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応する。空力性能も追求され、Cd値は0.21(欧州参考値)を達成した。
デザイン面でも新型CLAは存在感を放つ。フロントには、メルセデス・ベンツを象徴するAシェイプのグリルを電動化時代に合わせて再解釈し、142個のLEDで表現したスターパターンを採用。ひと目でメルセデス・ベンツとわかる印象的な表情に仕上げている。フレームレスドアやシームレスドアハンドル、空力に配慮したリアディフューザー形状など、機能性と造形美を融合させたエクステリアデザインも見どころだ。
インテリアは「日本庭園」に着想を得たミニマルで先進的な空間。CLAとして初採用となる「MBUXスーパースクリーン」がダッシュボード全体を覆い、ドアセンターパネルやセンターコンソールも浮いているように見える造形で、室内に軽快さと奥行きをもたらす。さらに、現代のメルセデス・ベンツとして初めてフロントトランク(フランク)を備え、容量は101リットル。1930年代のメルセデス・ベンツ130(W23)以来、約90年ぶりの復活となる。リアのラゲッジスペースと合わせれば、日常使いから長距離移動まで柔軟に対応できる。
安全面でも進化。Euro NCAPでは最高評価の5つ星を獲得し、2025年にテストされた全ブランド・全モデルの中で最高評価となる「Best Performer」にも選ばれた。同セグメントのメルセデス・ベンツとして初めてセンターエアバッグを標準装備し、側面衝突時の前席乗員保護を強化している。
価格は「CLA 200 with EQ Technology」が668万円、「CLA 250+ with EQ Technology」が775万円、「CLA 200 Shooting Brake with EQ Technology」が691万円、「CLA 250+ Shooting Brake with EQ Technology」が798万円。さらに、2026年9月以降に特別仕様車「Launch Edition」の導入も予定されている。
クリーンエネルギー自動車導入促進補助金として98万円が適用可能。自治体のEV補助金を併用すれば、東京都の例では実質400万円台からの購入も可能になるという。
航続距離、デザイン、テクノロジー、安全性、そして価格。新型CLAのEV版は、メルセデス・ベンツの新世代を象徴する一台として、多くのクルマ好きの注目を集めそうだ。
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