新型CX-5 vs フォレスター、約430万円で買うなら上質か悪路か
2026年に登場したばかりの新型マツダCX-5と、スバルの看板SUVフォレスター。価格もサイズも近いこの2台、実はキャラクターがまったく違う。約430万円のグレード同士で、その実力をじっくり比較してみた。
まずはボディサイズから。新型CX-5は全長4690×全幅1860×全高1695mm。対するフォレスターは4655×1830×1730mm。CX-5のほうが35mm長く30mm幅広いが、フォレスターは35mm背が高い。低くワイドなCX-5は伸びやかでスポーティな印象。一方、フォレスターは四角いボディと大きな窓でSUVらしい力強さと良好な視界を重視する。見た目からして、都会派とアウトドア派の違いがハッキリと出ている。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 価格を比べると面白い。CX-5の最上級グレード「L」4WDは430万6500円。フォレスターの「SPORT EX Black Selection」は430万1000円。その差はわずか5500円だ。同じ予算で買えるこの2台、中身はどう違うのか。
室内の豪華さではCX-5が一歩リードする。Lグレードには本革シート、前席シートベンチレーション、12スピーカーのBOSEサウンド、7色のアンビエントライト、15.6インチセンターディスプレイを標準装備。Googleも搭載し、見た目も機能も上級SUVらしい仕上がりだ。フォレスターも12.3インチフル液晶メーター、11.6インチセンターディスプレイ、前席パワーシート、前後席シートヒーター、アイサイトXなどを装備するが、内装の仕立てはウルトラスエード/合成皮革が中心。華やかさより、使いやすさと機能性を優先した室内となっている。
一方、悪路性能ではフォレスターが本領を発揮する。全車AWDで、最低地上高はCX-5の205mmを15mm上回る220mm。滑りやすい路面でエンジン、変速機、AWD、ブレーキを統合制御するX-MODEも備え、急な下り坂ではヒルディセントコントロールが一定の低速を保ってくれる。SPORT系は最高出力177PS、最大トルク300Nmの1.8Lターボを搭載。CX-5の2.5Lマイルドハイブリッドは178PS、237Nmだから、低回転からのトルクの力強さではフォレスターが上だ。オールシーズンタイヤを標準装着する点も、アウトドア派には心強い。
もちろんCX-5も、4WDとブレーキ・リミテッド・スリップ・ディファレンシャルを用意。最低地上高も205mmあるため、雪道やキャンプ場へ向かう程度なら十分対応できる。舗装路では突き上げを抑えた乗り心地と、人馬一体を掲げる自然なハンドリングが光る。
結論は明快だ。普段は街中や高速道路を走り、内装の上質感や静かな快適性を楽しみたいならCX-5。雪国での生活やスキー、釣り、キャンプで悪路へ踏み込むならフォレスター。同じ約430万円でも、選べるのは「豪華さ」か「頼もしさ」か。あなたの使い方に合った1台を選んでほしい。
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