夏の高速でETCが開かない! カード認識エラーの原因と自分でできる対処法
夏のドライブシーズン、ETCゲートで突然「カードを認識できません」と表示されて慌てた経験はないだろうか。便利なETCシステムも、高温やカードの汚れが原因でエラーを起こすことがある。今回は、実際に起こりがちなETCトラブルの原因と、自分でできる対策、そして万が一の時の正しい対処法を紹介する。
ETCは車載器とカード、料金所設備の無線通信で成り立っている。だからこそ、カードや車載器、通信に問題が生じるとエラーが発生する。特に前触れなく起きることもあるため、出発前に知っておくことが重要だ。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 代表的なトラブルは大きく3つ。1つ目はETCカードの認識エラー。クルマを始動してカードを挿入しても、「認識しました」という案内が流れずエラーになるケースだ。2つ目は、料金所で開閉バーが開かないケース。入口は通過できたのに出口で通信できないこともある。3つ目は、都市高速などにあるフリーフローアンテナとの通信エラー。走行区間を判定できず、正しい料金が記録されない可能性がある。
エラーが発生したら、まずはカードと車載器のどちらに原因があるのかを切り分けよう。別の正常なETCカードを持っているなら、停車した状態で車載器にセットしてみる。別のカードで認識するなら、元のカード側の問題が疑われる。複数のカードで認識しないなら、車載器や電源、内部接点の不具合が考えられる。ただし、この方法で完全に特定できるわけではない。症状が続くなら、無理に分解せずにカー用品店やディーラーで点検してもらうのが確実だ。
DIYでできる対策として、ETCカードの金属端子を清掃する方法がある。カード表面の金色の部分はICチップと車載器をつなぐ端子で、皮脂や化粧品の汚れが付着すると接触不良を起こす。見た目はきれいでも薄い汚れがあることがあるため、認識エラーが出たら確認してみよう。清掃は乾いた柔らかい布で優しく拭くのが基本。デンソーも同様の方法を案内している。カード発行会社が別の方法を指定している場合は、そちらを優先しよう。
車載器側のカード接点も汚れる可能性があるが、内部は分解せずに専用のクリーニングカードを使うのがおすすめだ。ETCカードとほぼ同じサイズの専用品を抜き差しするだけで、内部の汚れを除去できる。デンソーからもETC/ETC2.0車載器用のクリーニングカードが用意されている。ただし、清掃で改善できるのは接点の汚れが原因の場合だけ。本体や配線の故障なら点検が必要だ。
特に夏場は、ETCカードを車内に放置しない習慣をつけよう。炎天下の車内は高温になり、カードが変形や故障するリスクがある。カード会社も高温になる車内への放置を避けるよう案内している。クルマを離れる際はカードを抜いて携帯するのが安心だ。
もしETCゲートでバーが開かなかったら、慌てずに手前で停止しよう。NEXCO東日本ではETCレーンへの進入速度を20km/h以下とし、レーン内は徐行するよう案内している。バーが開かなければ停止し、係員の指示に従う。自分の判断でバックするのは危険なので絶対に避けよう。後続車との事故につながる恐れがある。
フリーフローアンテナ方式の道路で走行中にエラーが発生した場合は、安全な場所に移動してから道路事業者に連絡する。例えば阪神高速では、出口で通信が正常に行われなかった場合、入口から最も遠い出口までの距離に応じた料金となるが、後から正しい料金に修正する手続きが用意されている。連絡時には、利用したETCカード、ナンバープレート、入口と出口、日時、車種、エラーの内容を準備しておくとスムーズだ。
ETCは便利なシステムだが、カードや車載器の状態によって突然エラーが発生する。夏のロングドライブ前には、カードの有効期限を確認し、認識状態をチェックしておこう。簡単なメンテナンスと正しい対処法を覚えておくだけで、トラブルに遭遇した時の慌て方が大きく変わる。
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