ヤマハがベトナムで新型スクーター「GEAR 125 ハイブリッド」発表、最低地上高135mmで雨季の冠水路も突破
ヤマハ発動機のベトナム現地法人が、都市部の深刻な冠水や大雨に対応すべく開発した新型スクーター「GEAR 125 ハイブリッド」をホーチミン市で発表した。雨季のベトナムならではのニーズに応える、タフで実用的な一台である。
最大の特徴は最低地上高135mmという高床設計。通常のスクーターでは立ち往生しがちな冠水路でも、高い走破性を発揮する。車重は標準仕様で95kg、上級仕様のDXでも96kgと軽量で、シート高は750mmと低いため、悪路や渋滞時の取り回しも容易だ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 心臓部は空冷125cc単気筒の「ブルーコア・ハイブリッド」エンジン。FIを備え、ユーロ3基準に適合する。発進時や加速時に最大3秒間、電気モーターが駆動力をアシストする機能を持ち、冠水路や坂道でも力強い走りを実現する。
上級仕様のDXには、スマートフォンアプリ「Y-On」と連携するSCCU(スマート・コントロール・コミュニケーション・ユニット)を搭載。メンテナンス時期を自動で通知する機能も備え、日常の使い勝手を高めている。
価格は30,437,000ベトナムドン(約19万円)から。
ベトナムヤマハは、冠水・水没時のエンジンを守る対処法についても注意喚起している。車両が深い浸水に陥り突然エンストした場合、絶対にエンジンを再始動しようとしてはならない。エアフィルターや燃焼室に水が浸入した状態で無理に始動すると、ハイドロロックが発生し、コネクティングロッドの曲がりやシリンダー壁のひび割れ、エンジンブロックの損傷につながる危険がある。
応急処置としては、まず点火システムを乾燥させる。スパークプラグを取り外し、乾いた布で点火電極から水分を拭き取り、ソケット周辺を乾燥させる。次にエアフィルターカバーを外し、水の浸入を確認。フィルター膜が完全に水浸しの場合は、一時的に吸気の流れを確保するためフィルター膜を取り外す。ただし水が燃焼室に入り込んでいる場合は絶対に再始動しない。さらにサイドスタンドを上げ、車両前部を持ち上げて排気管内の水を完全に排出する。
エンジンを再始動した後は、マフラーからの排気ガスの色を観察する。白い煙はエンジンオイルが燃焼室に漏れ込んでいる証拠で、エンジンオイルが乳白色に変色していれば水が混入している。この場合、エンジンのフラッシングとオイル交換が必須となる。黒煙は雨水と泥でエアフィルターが詰まり、酸素不足で不完全燃焼を起こしている状態で、エアフィルター交換が必要だ。
シート高を超えるような深い冠水では電気系統や燃料噴射装置にも深刻なダメージが及ぶため、個人での対処は避け、速やかに正規ディーラーなどの専門店に修理を依頼することが推奨される。
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