三菱「ASX VR-e」に伝説のGSR復活! ピニンファリーナデザインの新型EVにランエボの血統が宿る
三菱ファンならずとも、この報せに胸が熱くなるだろう。2026年8月10日、三菱のニュージーランド法人が新型SUV「ASX VR-e」を発表した。注目すべきは、そのトップグレードに「GSR」が設定されるという点だ。
GSR――それはグランド・スポーツ・レーシングの略称であり、かつてギャランやスタリオン、ランサーエボリューションといった三菱のモータースポーツ史を彩った名機たちにのみ許された、特別な称号である。過酷なラリーやレースを席巻した走りのDNAが、最新のピュアEVに受け継がれるという事実は、電動化時代にあっても三菱のスポーツ精神が決して色あせていないことの証左と言えよう。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー 新型ASX VR-eは、先行公開されたハイブリッドモデル「アウトランダースポーツHEV」に続く、三菱の新世代プロダクト群第2弾に位置づけられるバッテリー電気自動車(BEV)だ。販売開始は2026年第4四半期を予定。ニュージーランドでは「アウトランダーPHEV」や「エクリプスクロスPHEV」といったPHEVモデルが安定した支持を集めてきたが、ここに完全電動のSUVが加わることで、三菱の電動化戦略はより一層強固なものとなる。
車名「ASX」は、かつて日本市場で「RVR(3代目)」として親しまれたコンパクトSUVの海外名。扱いやすさで世界中にファンを持つ伝統のネーミングに、最新のEVシステムが組み合わされることで、名車の系譜と革新が融合した。
エクステリアのデザインを手掛けたのは、フェラーリやランチアなど数々の名車を生み出してきたイタリアの老舗デザイン工房、ピニンファリーナ。洗練されたプロポーションは、一目でそれとわかる上質さを備えている。また、電動システムとプラットフォームは、エレクトロニクス分野に強みを持つ台湾のEV製造企業フォックストロンとの協業によって構築された。デザインとテクノロジー、それぞれの分野のトップが結集した一台である。
グレード構成は、標準仕様の「LS」、装備充実の「XLS」、上級モデルの「Exceed」、そしてトップモデルの「GSR」がラインナップされる予定だ。詳細な車両スペックや航続距離、販売価格については、今後数か月以内に段階的に公開されるという。
日本市場への投入は未定だが、この新型ASX VR-eが現地でどのような評価を得るのか、そして三菱のEVスポーツモデルが今後どのような進化を遂げるのか、続報を待ちたい。
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