マツダ ロードスターが本気の進化! 開発ノウハウ注ぎ込んだ走り制御とサウンド、待望のPS登場
マツダが2026年6月26日、小型オープンスポーツカー「ロードスター」および「ロードスターRF」の商品改良モデルの予約受付を開始した。発売は2026年9月上旬を予定する。
1989年に初代が誕生して以来、シンプルなFRレイアウトと軽量ボディによる「人馬一体」の走りを追求してきたロードスターは、4世代にわたり進化を重ね、累計126万台以上を販売。現行の4代目ND型は2015年に登場し、今も日本を代表するスポーツカーとして高い人気を誇る。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー 今回の改良の核は、2026年1月に発売されたスペシャルモデル「マツダ スピリット レーシング ロードスター」の開発で培った技術と知見の展開だ。サーキット走行も視野に入れた専用チューニングから得られたノウハウが量産モデルにフィードバックされている。
具体的な改良点は、スプリングレートを高めた専用チューニングサスペンションとビルシュタイン製ダンパーの採用、MT車への加速応答改善制御およびヒール&トゥアシスト制御の導入、レブリミット直前まで出力を維持できる制御の見直しなど。主査の齋藤茂樹氏は「スポーツカーにとってはネガティブに働く要素を逆手に取り、新しい価値を作り込むことにチャレンジした」と語る。
最新の車外騒音規制に対応するため静音タイヤを採用しつつステアリングフィールを最適化。サイレンサーの大型化と吸排気系の音質チューニングにより、定常走行時の静粛性向上と加速時の走る楽しさを両立。ソフトトップモデルにはインダクションサウンドエンハンサーも標準化した。
今回最大の注目は特別仕様車「ロードスターPS」(PSはピュアスポーツの略)だ。齋藤氏が「これは挑戦でもあり、我々が一番作りたかった仕様でもあります」と語るこのモデルは、街中からワインディングロードまでピュアなスポーツドライビングを楽しみたいユーザー向けに開発された。
外装はインシュレーター付きガラス製リアウインドウのソフトトップにグレーの幌を採用。レイズ製16インチアルミホイール(ブラック塗装)を組み合わせ、スポーティな印象を高める。足回りはフロントブレーキにブレンボ製ベンチレーテッドディスクと対向4ピストンキャリパー(シルバー塗装)を採用し、ビルシュタイン製ダンパーも装備。スポーツ走行時の安定感とコントロール性を高めている。
インテリアはエアコンルーバー加飾を外側ブラック・内側シルバーとし、エアコンダイヤルとエンジンスターターリングもブラック仕上げ。余計な装飾を排したシンプルながらスポーティな室内は、ロードスターの走ることへの純粋な意志を体現する。価格は366万3000円(消費税込)。
新色として「ジンクグリーンメタリック」も設定。マツダが「魂動デザイン」を採用して以降、初めてのグリーン系カラーで、タフさと洗練さを両立した仕上がりがロードスターのピュアでスポーティな世界観をより強く表現する。
その他の改良点として、新たなシート安全基準への対応によるヘッドレストの高さ・形状の最適化、Apple CarPlay・Android Autoのタッチパネル操作機能追加なども実施。
新たなロードスターの価格は295万9000円から407万円、ロードスターRFは385万円から469万7000円(いずれも消費税込)。純ガソリンスポーツカーとしての価値を維持するための進化と、「一番作りたかった仕様」を世に問うPS。35年以上の歴史を持つロードスターが、また新たな歴史を刻む。
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