猛暑でドラレコが壊れる? 証拠映像が消える前に知っておくべき3つの異変
今やドライブレコーダーは、ほぼ標準装備といっても過言ではないほど普及した。しかし、いざというときに頼りになるはずのドラレコが、夏場の猛暑で思わぬトラブルを起こすことをご存じだろうか。実際、真夏の車内温度は70℃に迫るといわれ、電子機器にとっては過酷な環境。今回は、猛暑下でドラレコに起きる3つの異変と、その対策を紹介する。
まず一つ目の異変は、ドラレコ本体の熱暴走だ。多くの製品は70℃程度までの耐熱性を持つが、直射日光が当たるフロントガラス付近に装着されるのが常。製品によっては過熱保護機能が働き、高温を検知すると録画を停止したり、再起動したりする。これでは、万が一の事故の瞬間を記録できない可能性がある。対策としては、できるだけ日陰に駐車する、サンシェードを使う、防犯に問題がなければサイドウィンドウを少し開けて換気するなど、車内温度を抑える工夫が重要だ。また、普段から録画データを確認し、映像が途切れていないかチェックする習慣も欠かせない。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー 二つ目は、記録媒体であるSDカードの破損だ。ドラレコの映像は、ほとんどの機種でマイクロSDカードに保存される。SDカードも高温に弱く、常時録画による書き込みと消去の繰り返しで負荷がかかり続ける。熱でダメージを受ければ、書き換え寿命がさらに短くなり、最悪の場合、カード自体が壊れて映像が記録できなくなる。これを防ぐには、ドラレコ向けに設計された高耐久型(High Endurance)のSDカードを使うのが第一歩だ。一般的なSDカードより頻繁な書き換えに耐えられるように作られている。ただし、高耐久型でも永久に使えるわけではない。定期的なフォーマットと、ある程度の期間が過ぎたら新品に交換するのが確実だ。
三つ目の異変は、カメラの位置ズレだ。これは熱による直接的な故障ではないが、車内の高温で取り付けブラケットの粘着テープが劣化し、カメラがずれたり落下したりするケースがある。前方だけでなく、後方カメラを併用している場合、共通のSDカードに書き込むタイプはさらに負荷が高まるため、寿命が短くなることにも注意したい。
猛暑のドライブシーズン、せっかくのドラレコが“証拠隠滅”役になっては元も子もない。ちょっとした対策と日頃のメンテナンスで、いざというときに確実に作動する状態を保ってほしい。
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