日産ノートで車中泊は可能か? 1人なら秘密基地になる実力
全長4045mmのコンパクトカー、日産ノート。街乗りに適したサイズ感だが、「さすがに車中泊は無理」と決めつけるのは早計だ。後席を倒せば意外に広い荷室が出現し、ソロ旅の秘密基地として十分に機能する。
ノートの後席は6:4分割可倒式。片側だけ倒せば3人乗車と長尺物の積載を両立でき、全倒しなら自転車も積み込める。助手席と後席の片側を倒してカーペットなどの長尺物を載せるアレンジも可能だ。通常の荷室は奥行きこそコンパクトだが、後席使用時でも2人分の旅行荷物を積める実用性を備える。開口部が大きく床面も深いため、スーツケースや買い物袋を収めやすく、日常使いで困る場面は少ない。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro しかし車中泊となると話は別。後席を倒して生まれる荷室長は、大人がそのまま真っすぐ寝るには不足気味だ。前席をできるだけ前方へ移動し、後ろの隙間をボックスやクッションで埋める工夫が必要。横幅も大人2人には厳しく、現実的には1人用と考えたい。
注意すべきは2WDと4WDの荷室構造の違い。2WDは荷室床が低く、後席背もたれを倒すと床面との間に大きな段差が残る。厚手のマットだけでは吸収しきれず、純正ディーラーオプションのラゲッジアンダーボックス(価格3万6300円)が有効だ。これは荷室をかさ上げし、長物を載せやすいフラットな空間にできる。
一方の4WDは荷室床が高いため、後席を倒した際に段差の少ない一続きの空間を作りやすい。ただしそのぶん荷室の高さは2WDより小さくなる。荷物の積載量なら2WD、寝床の作りやすさなら4WDという違いがある。
結論として、ノートでの車中泊は「1人でひと晩休む」なら可能。ただしマット、段差を埋める台、遮光用サンシェードは用意したい。e-POWER搭載車は停車中でもシステムを作動させているとエンジンが始動するため、就寝中の連続使用は避けるのが基本。快適なホテル代わりは難しいが、ソロ旅の相棒としてなら十分に成立する。
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