6代目ローレルが欧州調へ転身! ダークグリーンとローズウッドが醸す大人の円熟
トヨタ・コロナマークIIと共に「ハイオーナーカー」というジャンルを築いた名車、日産ローレル。そのルーツは1968年3月、マークIIより半年早く誕生した初代に遡る。そして1989年1月、6代目となるC33型が登場した。初代セフィーロやR32スカイラインと同時期のモデルで、ボディは4ドアハードトップのみ(セダンは廃止)。
これまでのアメリカナイズされたイメージから一転、どこか欧州車を思わせるスタイリングに。初代セダンを彷彿とさせるダークグリーンメタリックのイメージカラーが、その変革を象徴していた。日産の広報資料には「大人の知性を表現した円熟フォルム」と記されている。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro インテリアも一層センスが光る。インパネには樹齢150~250年ものローズウッドが一枚一枚手作業で埋め込まれ、温かみと高級感を演出。パッド部分にはシートと同じファブリックが張られ、助手席には上下2分割の中折れ機能やリクライニング連動スイング機構を搭載。本革(クラブL)やエクセーヌ(クラブS)のシートも選べた。
足回りはフロントストラット、リアマルチリンク式。4輪操舵のHICAS-IIや、ステアリングと連動して乗り心地を制御するDUET-SSも投入され、走りにもこだわった。
エンジンは全5機種とバリエーション豊富。最高峰はプラズマRB20シリーズの直列6気筒ツインカム24バルブ、インタークーラー付きハイフローセラミックターボ、RB20DET型。スペックは205ps(Net)、27.0kgmを発生。他に1.8L直4ガソリン、2.8L直6ディーゼルも用意された。1990年6月のカタログからは、その充実ぶりが伺える。
アメリカ風から欧州テイストへ舵を切った6代目ローレル。円熟味あるデザインと上質な内装、そしてターボエンジンと先進シャシー技術の融合は、まさに大人のためのハイオーナーカーだった。
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