日産キックス新型が爆売れ!1ヶ月で1万台突破のワケ
日産のコンパクトSUV「キックス」が、6年ぶりのフルモデルチェンジを果たして早くも大ヒットの兆しを見せている。2026年6月17日に発表、翌18日から発売が開始された新型キックスは、発売から約1ヶ月が経過した8月3日時点で、受注台数1万1388台、販売台数4794台を記録。1ヶ月で1万台を超える受注は、今のコンパクトSUV市場において異例のスタートダッシュと言える。
今回の新型キックスは、2016年に海外で初代が登場し、日本には2020年から導入されたモデルの2代目にあたる。日本仕様は全車が日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載。先代のクーペライクなスタイルから一転、直線基調のシャープで先進的なデザインに生まれ変わった。さらに第3世代の最新e-POWERを採用し、走行性能と燃費性能を大幅に向上させている。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro グレード別の販売比率を見ると、上級仕様の「G」と「X+」が全体の86%を占める。価格重視のエントリーグレード「X」も用意されているが、充実した装備を求めるユーザーが圧倒的に多いようだ。駆動方式では2WDが65%、e-4ORCE(4WD)が35%で、先代より4WD比率が5%上昇。コンパクトSUVでありながら、4WDの選択率が高いのも特徴的だ。
メーカーオプションの装着率も興味深い。Gグレードにおける「NissanConnectインフォテインメントシステム」の装着率は82%、「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」は59%と、どちらも高い水準。ユーザーが走行性能だけでなく、車内の快適性やエンターテインメント性にも強いこだわりを持っていることがうかがえる。
ボディカラーは1トーンが56%、2トーンが44%。先代では2トーンが28%だったのに対し、新型では大幅に上昇した。新型のデザインと2トーンカラーの相性が評価されている証拠だろう。人気色はホワイト、ブラック、グレー系が中心だ。
購入者の内訳をみると、日産ユーザーからの買い替えが77%、他社からの新規ユーザーが23%。発売直後ということもあり、エッジの効いたデザインを待ち望んでいた既存ユーザーの需要が先行した形だ。下取り車ではSUVやコンパクトハッチバックからの乗り換えが全体の71%を占め、キックスがまさに「ちょうどいいサイズのSUV」として受け入れられていることがわかる。
年代別では50代が26%で最多、次いで60代が23%、30代が18%、40代が15%、70代以上が17%。日産がターゲットとして想定する30〜40代の比率はやや低めだが、今後の拡大が期待される。
実際のユーザーからは「新型キックス、素直にカッコイイ!」「コンパクトかつ力強いデザインがワンランク上のクルマに感じる」「雰囲気のいいインテリア。質感にこだわっているのが伝わる」といった声が続々。試乗したユーザーからも「これは楽しい!ちょっと感動した」「電気自動車かと思うくらいe-POWERが静か」「e-4ORCEの乗り味に驚いた!初めて4WD欲しくなった」と、進化した走行性能への賛辞が相次いでいる。
販売店でも異変が起きている。なんと、これまで日産車に縁のなかったユーザーが「展示車に目を引かれてついお店に入った」「少し乗ったら本気で欲しくなった」と来店するケースが増えているという。これは近年では珍しい傾向だ。
日産のマーケティング担当者は「他のコンパクトSUVにはない個性や、日産ならではのこだわりが評価された。正式発表まで情報を極力伏せていたことも、発売当初の注目度を高めた。展示車や試乗車を早い段階から用意できたことで、新規ユーザーにも関心を持っていただけた」と手応えを語る。
一方で、新規ユーザーの比率をさらに高めるため、今後は敷居を低くする取り組みが重要だと指摘。展示車や試乗車の充実に加え、販売店でのキャンペーンなどを計画しているという。
先代から大きくイメージチェンジを遂げ、走りもデザインも一段と磨きのかかった新型キックス。この勢いがどこまで続くのか、今後の販売動向から目が離せない。
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