いすゞD-MAXが20年ぶり日本上陸! タイ製ピックアップの真実力
いすゞが日本から乗用車を撤退して、はや20年余り。ジェミニやピアッツァといった名車を世に送り出したあのブランドが、再び日本の道路に帰ってきた。その立役者こそ、タイから輸入されたピックアップトラック「いすゞ D-MAX」だ。
今回、このD-MAXの輸入販売を手掛けたのは、半導体やソフトウェア開発を手がける「アドバンスデザインテクノロジー株式会社」。同社の担当者が現地視察でD-MAXの完成度に一目惚れし、日本導入を決断したという。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro 心臓部は、3L直列4気筒DOHCディーゼルターボ「4JJ3-TCX」。最高出力190ps、最大トルク45.8kgmを発生し、約2トンの車体を軽々と押し出す。低回転から太いトルクが立ち上がり、街中でも高速でも余裕の走り。駆動方式はダイヤル操作で2WD、4WD、4Lに瞬時に切り替え可能。悪路での走破性も本格四駆ならではの頼もしさだ。
注目はインテリアの質感。タフなエクステリアからは想像できないほど上品な空間で、レザーシートはホールド性と快適性を両立。後席にはエアコンや充電口、アームレストにドリンクホルダーも完備し、長距離ドライブも苦にならない。ダッシュボードにはサングラスや小物を収納できるスペースもあり、細やかな気配りが光る。
タイ仕様のため右ハンドルで、ウインカーレバーもワイパーレバーも日本車と共通。初めて乗っても違和感なく扱えるのは、日常使いで大きな安心感だ。全高1810mmの堂々たるボディは高いアイポイントを確保し、カローラやマツダ2を見下ろす視界。車両周囲を映すカメラや先進運転支援システム(ADAS)が死角をカバーし、最小回転半径6.1mで狭い路地も臆さず曲がれる。
最大積載量は700kg。これはハイラックスの500kgを大きく上回る数字で、荷台の開閉はやや重いものの、その積載性能は圧巻だ。
日本で選べる大型ピックアップはハイラックスやトライトンなどごくわずか。そんな中、D-MAXは人と被りにくい個性と高い実用性を兼ね備えた、まさに新たな選択肢。20年ぶりのいすゞ乗用車、その走りをぜひ体感してほしい。
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