日野と物流10社が新組織「ダブル連結トラック コミュニティ」発足、課題解決へ参画企業募集中
物流業界が直面する「2024年問題」やドライバー不足、CO2排出削減への対応が急務となるなか、日野自動車と国内物流10社が新たなコンソーシアム「ダブル連結トラック コミュニティ」を立ち上げた。運送事業者や荷主企業など、物流業界全体で課題解決を議論する場として、参画企業の募集も開始している。
このコンソーシアムは、今年6月に解散した日野の子会社・NEXTロジスティクスジャパン(NLJ)の事業再編に伴い新設されたもの。NLJはこれまで、ダブル連結トラックの普及と、異なる荷主や積荷を混載し、複数の物流企業が共同で輸送するスキームの確立に取り組んできた。具体的には、ダブル連結トラックを用いた混載運行、通行許可や緩和申請、ドライバー教育のサポート、車両の開発・生産・メンテナンス、さらには運行計画策定システム「NeLOSS」の普及や幹線運行の自動化実証など、多岐にわたる活動を展開。しかし、持続的な有償サービスを目指すための事業再編に伴い、法人としては解散した。現在、混載運行の運営はNLJ出資企業の一社だった鈴与が継承し、残る取り組みは日野社内の専門チームが引き続き進めている。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 新たに発足した「ダブル連結トラック コミュニティ」は、普及に向けた議論を推進する場として、二つの分科会を設置。一つは「ダブル連結トラック普及・インフラ分科会」、もう一つは「デジタルソリューション分科会」だ。発足時点の参画企業は、日野自動車、朝日物流、アサヒロジ、岡通ホールディングス、鈴与、大和製罐、新潟輸送、ニッコン、日本陸送、丸総、ユーネットランスの11社。
ダブル連結トラックの車両としては、日野プロフィア低床4軸FWショートキャブのフルトラクタと3軸低床フルトレーラを組み合わせた、全長25m・全高4.1mのウイング連結車が採用されている。徹底的に高容積を追求したこの仕様は、物流効率の向上に大きく貢献するはずだ。
物流業界の課題解決に向け、日野と物流各社がタッグを組んだこの取り組み。ドライバー不足や環境負荷低減といった難題に、ダブル連結トラックの普及が一つの切り札となるのか、今後の動向に注目が集まる。
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