コラムシフトに手動パーキングブレーキ…昭和のクルマ装備が今、若者を驚かせる理由
「えっ、シフトの位置がそこなの!?」――最近の若者からこんな驚きの声が上がる装備が、実は今もひそかに生き残っている。コラムシフトに手動パーキングブレーキ、大きな物理ボタン。一見すると時代遅れに見えるこれらの装備だが、長年クルマに乗り続けてきたおじさん世代には、ただのノスタルジーでは済まされない、確かな魅力があるのだ。
まずは「ベンチシート+コラムシフト」。一般的な乗用車では運転席と助手席が独立し、その間にシフトレバーが鎮座するのが当たり前。しかしベンチシートは前列が一枚のベンチ状になっており、助手席との間の仕切りがない。そのためシフトレバーはハンドルの左側(右ハンドル車の場合)に取り付けられる。これが「センターコラムシフト」だ。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro かつてはマニュアルトランスミッション車でもこの組み合わせが存在し、コラムシフトあってこそベンチシートの真価が発揮された。トラックなどの商用車では現在でも採用例が多いが、一般的な乗用車では年々減少の一途。しかし、ベンチシートには乗り降りがラクで膝や腰に優しい、長距離運転でも疲れにくいといったメリットがあり、おじさんになるとそのありがたみが身にしみる。現代の軽自動車にもわずかに残っているが、もっと増えれば立派な「個性」になるのではないか。
続いて「手動パーキングブレーキ」。昔は運転席横のレバーを「ギギッ」と引くタイプが主流で、その後ペダル式も増えたが、どちらも操作はアナログ。最近は電動式が急増し、ボタンひとつで自動でかかる便利さが広がっている。しかし、長年アナログ式に慣れたドライバーからは「効き具合が感覚的にわからず不安」という声も。レバーを引いたときの手応えや、戻し具合のクリック感で「パーキング完了」を実感できるアナログ式こそ、おじさん世代にとっては安心の象徴なのだ。
そして「大きな物理ボタン」。最近のクルマはタッチパネル全盛だが、運転中に画面を注視しながら操作するのは不安がつきまとう。凹凸のある物理スイッチなら、指先の感触だけで操作でき、視線を前方に保ったまま安全に使える。慣れの問題もあるが、おじさんは新しい環境に適応するのに時間がかかるもの。すでに体に染みついた物理スイッチのほうが安心できるという声は少なくない。実際、新型車でもあえて物理スイッチを残すモデルが登場しており、メーカーの英断に拍手を送りたい。
これらの装備は、単なる過去の遺物ではない。操作に確かな手応えがあり、自分の意志が機械にダイレクトに伝わる感覚――それがおじさん世代を惹きつけてやまない理由だ。もしあなたが「シフトレバーはセンターコンソールにあるもの」と当たり前に思っているなら、一度コラムシフトのベンチシート車に乗ってみてほしい。その乗り降りのラクさと、運転中の開放感に、きっと新しい発見があるはずだ。
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