お盆の高速でタイヤトラブル1239件!真夏のバースト原因は空気圧不足だった
もうすぐ夏の行楽シーズン。クルマで遠出を計画している人も多いだろうが、真夏の高速道路はタイヤにとって最も過酷な環境だ。炎天下に熱せられた路面を高速で走り続ければ、タイヤに大きな負荷がかかり、思わぬトラブルを招く。
実際、2025年度のお盆期間(8月9日~18日)にJAFが高速道路で対応したタイヤ関連の四輪車救援要請は1239件に達した。これは年末年始(2025年12月27日~2026年1月5日、609件)の約2倍。全出動に占める割合も4割を超えている。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro タイヤがパンクやバースト(破裂)する原因はいくつかあるが、真夏の高速道路で特に危険性を高めるのが空気圧不足だ。タイヤは走行中、路面との接触や変形で熱を持つが、空気圧が低いと車重を受けてたわみが大きくなり、「スタンディングウェーブ現象」と呼ばれる波打つような変形が発生しやすくなる。この現象でタイヤ本体が異常発熱し、内部構造が損傷して最悪の場合バーストに至る。JAFも空気圧が低いタイヤほどスタンディングウェーブ現象が起きやすくなると注意を呼びかけている。
空気圧不足はバーストだけでなく燃費悪化も招く。一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)によると、乗用車用タイヤの空気圧は1カ月に約5%自然低下する。適正空気圧より50kPa不足した場合の燃費悪化率は、市街地走行で2.5%、高速道路では4.8%にもなる。ガソリン価格を150円/Lとすると、実質4~7円/L高いガソリンを使っているのと同じ計算だ。
にもかかわらず、空気圧不足のまま走っているクルマは少なくない。JATMAが2025年に全国で実施した路上タイヤ点検では、実測車両の49.7%に空気圧不足が確認された。ガソリン価格の数円の値上がりには敏感なくせに、空気圧不足による燃費悪化を放置するのは非常にもったいない。
メーカー指定の空気圧は、運転席側ドアの開口部やセンターピラー付近のラベルに記載されている。前後輪や乗車人数、積載量で指定値が異なる車種もあるので確認を。測定は走行前の冷間時が基本。走行後はタイヤ内部の空気が温まり、測定値が高くなる。ガソリンスタンドでは空気充填機やエアゲージを無料で貸してくれるところもあるので、給油のついでに月1度チェックする習慣をつけよう。
ただし、空気圧が高すぎても問題だ。タイヤ中央部が摩耗しやすくなるほか、乗り心地や接地状態に影響してグリップ性能も低下する。適正値を守ることが、安全で経済的なドライブの第一歩だ。
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