新型エルグランド、天井にもスピーカー搭載の22個 Boseシステムが凄い
高級ミニバンはもはや移動する応接室。そんな常識をさらに塗り替えるニュースが飛び込んできた。新型日産エルグランドに、22個ものスピーカーを備えた「ボーズプレミアムサウンドシステム」がメーカーオプションで設定される。天井にもスピーカーを配置し、頭上から音が降り注ぐ立体サラウンド再生を実現。映画館顔負けの音響空間が、走る箱の中で味わえるというのだ。
一般的なクルマのオーディオはドアやインストルメントパネルに数個のスピーカーを並べるのがせいぜい。ところが新型エルグランドは、ルーフにもスピーカーを配置したことで、前後左右だけでなく上下方向にも音の広がりを演出。乗員を包み込むような没入感が得られる。映画やライブ映像を再生すれば、その場にいるかのような臨場感を味わえるだろう。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon ただ、どんなに優秀なスピーカーを積んでも、走行中の騒音が邪魔をすれば台なし。新型エルグランドは、遮音性の高いボディに加えて、エンジン音とロードノイズを打ち消すアクティブ・ノイズ・コントロールを全車に標準装備。まず車内を静寂にしてから、上質な音を響かせるというアプローチは理にかなっている。
このシステムの真骨頂は、スピーカーの数だけではない。ヘッドレストスピーカーを活用した前席音楽再生モードを備え、後席を不快にさせることなく、運転席と助手席だけで音楽を楽しめる。さらに通話音ゾーンコントロールによる運転席通話モードも搭載。ハンズフリー通話の音を運転席周辺に集められるため、後席で寝ている子どもやくつろぐ家族の邪魔をせずに電話に対応できる。従来のように全員に同じ音を強制するのではなく、席や場面に応じて音を“使い分ける”発想が新鮮だ。
装備設定は、グレードXではプレミアム仕様の高遮音ガラスとのセットオプション、Gでは高遮音ガラスやプロパイロット2.0などと組み合わせたセットオプションとなり、最上級仕様には特別装備される。
さすがに巨大スクリーンと大出力設備を持つ本物の映画館を完全に超えるとは言いにくい。しかし、頭上まで使った立体音響と席ごとに音を振り分ける自由度はクルマならではの魅力。好きな作品や音楽を楽しみながら移動できる点を含めれば、新型エルグランドは“家族専用の走る映画館”と呼んでも大げさではないだろう。
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