ヴォクシーS-Zは412万円! ノアより7万円高い“見た目買い”は正解か
トヨタのミドル級ミニバン、ヴォクシー。その最上級グレード「S-Z」の価格は412万7200円。兄弟車ノアのS-Z(405万6800円)と比べると、差額は7万400円。数字だけ見れば「ノアでいいじゃん」と思うかもしれない。だが、ヴォクシーを選ぶ理由は、数字の外側にある。
現行ヴォクシーは2026年5月の一部改良を経て、ハイブリッド専用モデルとなった。S-Zは7人乗り2WDで、WLTCモード燃費は23.4km/L。迫力あるエクステリアに反して、燃費性能はしっかり現実的だ。全長4695mm、全幅1730mm、全高1895mmのサイズは、ファミリーユースにちょうどよく、大きすぎず存在感は十分。このバランスが絶妙である。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro S-Z最大の魅力は、毎日乗るたびに感じる満足感の濃さだ。12.3インチTFTカラーメーター、合成皮革+ファブリックのシート表皮、快適温熱シート、リアオートエアコンなど、家族車としての装備が充実。2WD車には17インチアルミホイールが標準で組み合わされ、足元まで引き締まった印象を与える。
もちろん、ひとつ下のS-Gでもヴォクシーらしさは味わえる。しかし、このクルマを選ぶ人の多くは「とにかく安く」ではなく、「せっかくならカッコよく乗りたい」という気持ちが強い。そう考えると、上級感をまとめて手に入れられるS-Zは自然な選択だ。
ノアとの差はわずか7万400円。燃費も23.4km/Lで同じ。広さや使い勝手もほぼ同じだ。ノアは親しみやすくファミリーらしい安心感があるのに対し、ヴォクシーはブラック加飾のフロントまわりやエアロ感の強いデザインで、ミニバンにありがちな生活感を薄めてくれる。家族のためのクルマでありながら、自分のクルマとしても気分が上がる。この差は、毎日乗るほど効いてくる。
結論として、実用性と価格重視ならノアS-Zは強い選択肢だ。しかし、見た目に惚れたならヴォクシーS-Zを選んでいい。7万400円の差は、単なる装備差ではなく“所有満足代”。ミニバンだって、最後は好きな顔で選んでいい。ヴォクシーS-Zは、その言い訳をきちんと用意してくれる上級ミニバンなのである。
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