免許不要の54万円ミニ軽トラ「イーカーゴ」が想定外の人気で増産決定
電動モビリティを手がけるブレイズが、2026年8月10日に発表した新型「ブレイズ イーカーゴ」が、まさかの大ヒット。問い合わせや注文が当初予測を大きく上回るペースで殺到し、同社は生産体制の強化、つまり増産に踏み切ることを決めた。
このクルマ、何がすごいって、16歳以上なら運転免許証がなくても公道を走れる「特定小型原動機付自転車」という新しい区分のモビリティであること。電動キックボードのイメージが強いこのカテゴリーだが、イーカーゴは四輪構造を採用することで二輪車に比べて格段に高い走行安定性を実現している。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon サイズは全長1900mm×全幅600mm×全高1260mm。特定小型原付の法的制限ギリギリまで攻めた、このクラス最大級のボディだ。そして何より目を引くのは、車両後部に備わる地上高約550mmの低床大容量荷台。最大30kgの荷物を積め、長さ約80cmの長尺物もラクに載せられる。まさに「ミニ軽トラ」と呼ぶにふさわしい実用性だ。
動力は0.5kwのモーターを搭載。勾配17度(約31%)の急坂もスムーズに登れるパワーを備える。バッテリーは取り外し可能で、家庭用100Vコンセントで充電できる。満充電での航続距離はバッテリー1個で約50km。オプションの予備バッテリーを追加すれば、最大約100kmまで伸ばせる。
走行性能だけでなく、安全面や使い勝手にも細かい配慮が光る。システム起動時に自動でブレーキロックがかかるので、誤発進を防止。上り坂停止時に30秒間後退を防ぎ、下り坂では自動で速度を抑えるヒルアシスト機能も搭載。運転に不慣れな人でも安心だ。座席位置も体格に合わせて調整できる。
この実用性の高さが、個人と法人の両方から熱い支持を集めている。個人ユーザーでは、免許返納後の足として、あるいは地方に住む高齢の家族へのプレゼントとしての引き合いが強い。法人では、運送業界の配送員不足を補う近距離配送車、農家の農機具や収穫物運搬、大規模施設内の巡回や備品移動など、用途は無限大だ。
気になる価格は54万7800円(消費税込)。車体カラーは「ホワイト」「ブラック」「オリーブ」の3色。増産体制に入ったとはいえ、2026年9月末に納品可能な生産枠はすでに残り50台。人気色から順次在庫が消化され、納車までの期間が変動する可能性もある。
免許不要で、乗用も荷物運搬もこなす四輪モビリティの新星。この新型イーカーゴが、今後の街の風景をどう変えるか、目が離せない。
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