中国ポニーAI、2030年までにレベル4自動運転小型トラック10万台配備へ
中国の自動運転企業ポニーAI(小馬智行)が、2026年8月3日にメディアブリーフィングを開催。ロボトラック事業を統括するヘ・シン副社長が、レベル4自動運転技術を活用した貨物輸送の自動化について、2030年までの具体的な展望を明らかにした。
ポニーは2018年から自動運転トラックの開発をスタート。当初は手作業のプロトタイプだったが、トラックメーカーとの提携で量産化に近づいた。現在、大型トラック「ロボトラック」と小型トラック「ロボバン」の2つのプラットフォームを展開し、いずれも電気自動車をベースとしている。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー 最大の進展はコスト削減だ。第4世代自動運転キットにより、ハードウェアコストを約70%削減。サービスライフは2万時間(約100万km走行相当)を想定し、自動車グレードでの量産が可能になった。ポニーは「技術的には高い水準に達していたが、コストが高額だったため大規模生産を急がなかった」と説明。適切なタイミングでの展開にこだわったという。
具体的な配備計画は、大型トラックが今後2~3年で長距離輸送、路線便、港湾物流の3つの主要シナリオにおいて500~1000台規模。小型トラックはより早いペースで普及し、2030年までに10万台を目標とする。
中国は世界最大のトラック市場で、日本の約10倍の規模。この市場を武器に、海外市場への進出も加速する構えだ。2025年11月時点で約200台の大型トラックが合計10億トンキロの貨物輸送を達成し、事業収益は1000万ドル(約16億円)を超えている。
自動運転トラックは、物流業界の慢性的なドライバー不足や高齢化、繁忙期と閑散期の需要変動、長時間労働といった構造的な課題を解決する鍵として期待される。ポニーの技術は、安全で安定した運行を実現し、物流の担い手不足を補完する可能性を秘めている。
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