日産 新型サクラ、価格据え置きどころか値下げ!? 補助金込み187万円から買える軽EVの実力
日産が軽EV「サクラ」のマイナーチェンジモデルを2026年4月16日に発表し、同日から受注を開始した。今夏の発売を予定する今回の改良は、デザイン刷新・使い勝手の改善・価格戦略の3点が柱。販売現場では、これまでEVに踏み切れなかった軽ガソリン車ユーザーからの問い合わせが増えているという。
サクラは2022年5月の発売以来、日本のEV市場を牽引してきた。2026年7月には国内累計販売台数が10万1018台を突破し、同期間の国内EV累計販売台数の約3割を占める。「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」など主要アワードを軽自動車として初の3冠受賞、4年連続で国内EV販売台数ナンバー1を達成するなど、軽EVというカテゴリーを切り拓いてきた存在だ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 外観は「G」「X」各グレードのフロントフェイスにボディ同色のカラードグリルを新採用。カッパー色のアクセントをあしらった新デザインのフロントバンパーと組み合わせ、より洗練された印象へと進化した。15インチアルミホイールも水引の伝統美を継承しながら、よりダイナミックなデザインへ刷新。ボディカラーには日産初採用の新色「水面乃桜-ミナモノサクラ-」が加わり、スターリングシルバーとの2トーンで提供されるなど、全10色のラインナップが用意される。
インテリアは、助手席側へのカップホルダー追加、ドライブモードスイッチの配置変更、エアコンの風向性能改善など、日常使いに関わる細部が丁寧に見直された。充電ポートとコネクタにはいたずら防止のロック機構が追加され、外出先での安心感も向上。100V AC電源(1500W)はラゲッジルームとインストルメントパネルの2か所に設定可能となり、家電製品の使用から災害時の給電まで活用の幅が広がっている。接近時アンロック機能、降車時オートロック機能、後席リマインダーも装備された。
今回の改良で最も大きなインパクトを持つのは価格戦略だ。最上級グレードGの価格(消費税込)は、従来の308万2200円から299万8600円へと値下げされ、装備向上と価格引き下げを同時に実現。中間グレードXにはインテリジェントアラウンドビューモニター、前席シートヒーター、ステアリングヒーターが標準化され、価格は259万9300円。ベーシックなSの価格は244万8600円だ。全グレードが補助金58万円の対象となり、Sグレードの実質価格は約187万円からという水準になる。
日産販売店の営業マンは「補助金込みで187万円というのは、軽ガソリン車の上位グレードとほぼ同じ価格帯。これまでは補助金を説明しても『それでも高い』という反応が多かったが、今回の値下げと組み合わさって、ようやく『それなら考えられる』という言葉が出るようになってきた」と話す。特にGグレードが300万円を切ったことで心理的なハードルが下がった感覚があるといい、「試乗してEVの良さを体感してもらった後に価格の話ができるようになって、商談の流れが変わってきている」と実感を語る。
軽EVの代名詞として4年連続首位を走り続けてきたサクラが、価格と装備の両面で一段と身近な存在へと進化した。2026年7月28日には中国・BYDの軽スライドドアEV「ラッコ」が国内で発売されて話題を集めているが、新型サクラに対する日産の販売現場での手応えも、確実に上がっているようだ。
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