後席がミニバン級に進化!日産新型キックス、リクライニング&ゼログラビティシートを徹底解説
2026年6月に登場した日産の新型キックス。第3世代e-POWERや力強いエクステリアに注目が集まりがちだが、実は後席の進化が驚くべきレベルだ。先代では固定式だった背もたれが、新型では2段階リクライニングを採用。肩口のレバーひとつで好みの角度に調整できる。たった2段階と思うなかれ。長距離移動で背もたれを少し倒すだけで、上半身の緊張が解け、休憩時にはさらにリラックスできる。座面の形状も前滑りを抑える設計で、リクライニング時に腰がずれにくい工夫も施されている。
プラットフォームの刷新で、後席の居住性も大幅に向上した。ホイールベースは先代比35mm長い2655mm、室内幅は30mm広い1450mmへ拡大。後席中央の足元もフラットに近づけられ、3人乗車時の窮屈さが軽減されている。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro さらに注目は、後席左右に採用された日産自慢のゼログラビティシート。無重力状態に近い姿勢を実現するシート設計で、骨盤と胸まわりをバランスよく支え、腰の疲労を軽減してくれる。リクライニング機構との組み合わせで、後席の快適性は格段に向上した。ただし、ゼログラビティ構造とリクライニング機構は後席左右のみで、中央席は非対応。ヘッドレストも左右は上下調整式だが、中央席は固定式となる。
うれしい誤算は、これらの装備が上級グレードだけの特権ではないこと。後席用エアコン吹き出し口、USB Type-Cポート2個、カップホルダー付きセンターアームレストは全車標準装備。真夏の後席からの「暑い」「充電できない」といった不満ともおさらばだ。
新型キックスは全長4365mm、全幅1800mmと先代よりひと回り大きくなったが、その成長分は見た目の迫力だけでなく、後席のゆとりと快適性にしっかりと注がれている。ひとりで運転を楽しむなら第3世代e-POWER、家族や仲間を乗せるなら後席こそが選ぶ理由になる。試乗の際は、運転席だけでなく後席にも座って、その進化を体感してほしい。
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