ヘッドライト交換で寿命縮む?プロ級DIYの前に知るべき危険な落とし穴
クルマ好きが高じてくると、ちょっとした修理や部品交換も自分でやってみたくなるものだ。小さなキズのリペアや消耗品の補充交換では飽き足らず、電装品交換にまで手を出す人もいる。だが待ってほしい。その一歩先には、愛車に致命的なダメージを与えるリスクが潜んでいる。
本稿では、もはやプロ級と言えるDIYメンテナンスの難易度と、やりがちな失敗を紹介する。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro まずはヘッドライトバルブの交換(難易度:3)。最近のクルマはLED式が主流で、基本的にバルブ交換はできない。交換可能なのはハロゲンやHID式のすこし前のモデルだ。手順は、ライト裏側のコネクターを引き抜き、防水ゴムカバーを外して固定金具を解除。バルブを抜き取り新しいものに交換し、元に戻す。ここで注意したいのは、バルブ先端のガラス部分を絶対に触らないこと。触れるとライト自体の寿命が縮んでしまう。また、交換前までヘッドライトを使っていた場合は、バルブが高温になっている可能性が高いため、すこし冷えてから作業しよう。
次にスパークプラグの交換(難易度:5)。整備士も「やめておいたほうがいい」と言うほど難しい。古いモデルでは3万kmほどでの交換が推奨されていたが、最近のプラグは10万~20万kmは持つ。作業はエンジンカバーを取り外し、配線カプラーやコイルを外す。プラグレンチで古いプラグを回しながら取り外し、新しいプラグを手で回してプラグホール内に垂直に入れ、回らなくなったら適切なトルクで締め付ける。エンジンは完全に冷やした状態で扱わないとやけどの恐れがある。必要な道具も多く、規定値のトルクで締め付けるのが難しく、下手をするとエンジン自体を痛めてしまう。最悪、シリンダーヘッド交換になることもあるとか。
ドライブレコーダーの交換(難易度:2)は比較的簡単。電源をシガーソケットで拾うだけの簡易型なら接続は楽だが、配線コードを上手く隠すのに苦労する。フロントウィンドウの上端20%以内で取り付け位置を決め、ワイパーの拭き取り範囲内か確認して両面テープなどで貼り付ける。電源ケーブルはフロントウインドウに干渉しないよう避けて固定する。エンジンかけながら電源を抜き差しするのはNG。ヒューズが飛ぶこともありうる。さらに、フロントガラスやダッシュボードへの取り付けは保安基準で位置が定められているので確認が必要だ。安全運転支援機能が装備されている車両では、センサーやカメラを邪魔しない位置に取り付けることも意識したい。
カーナビゲーションの交換(難易度:5)については次ページで解説するが、いずれにせよ、自己流のDIYは思わぬトラブルを招く。愛車を守るためにも、難易度が高い作業はプロに任せるのが賢明だ。
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