整備シム7選を独自マトリクスで徹底比較!『Car Mechanic Simulator 2026』から犯罪級『Used Cars Simulator』まで
自動車修理シミュレーターと一口に言っても、その方向性は実にさまざまだ。エンジンのボルト一本まで忠実に再現するガチ寄り作品もあれば、現実では絶対にやらないような“ケレン味”全開のトンデモ修理を楽しむゲームまで存在する。本稿では、これまで筆者がプレイしてきた7作品を、独自開発のマトリクス表に当てはめて分類してみたい。
軸は「剛健実直」と「不真面目」、「メカニカル」と「単純構造」の2つ。まずトップバッターは、シリーズ最新作『Car Mechanic Simulator 2026』(デモ版)。広大な工場と圧倒的な部品点数、馬力とトルクの関係が分かる出力チャートまで備えた、まさに“メカニックシミュレーター”の名にふさわしい剛健実直&メカニカル寄りの一本だ。オイルを注ぐ「トクトクトク」という音に至るまで、一切のケレン味がない。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 対照的なのが『Cheap Car Repair』。舞台はポーランドの田舎町で、修理費を安く上げるために水道管のバルブをハンドルに流用したり、ガソリンを水で薄めたりと、手抜き修理が可能。酒を飲みながら作業するという不真面目極まりないプレイもできるが、メカニカル描写は意外としっかりしている。
『やれ!整備工場ブラザーズ』(原題:Car Service Together)は、謎の命令形な邦題からは想像できないほど剛健実直。内部構造の再現度は『Car Mechanic Simulator 2026』に準ずるレベルだ。ただし、オルタネーターベルトだけ交換時期なのに本体は新品同様という、ちょっと不自然な描写も。
筆者的に一番の推しは『Indian Mechanic Simulator』。インドの町工場を舞台に、父親から受け継いだ工場で真面目に修理を続ける若者を描く。新興国で実際に生活した経験のある筆者にとって、この作品の誠実さは共感の塊だ。
『Car Service Simulator』は時間管理がシビア。ハンマーで部品を叩き外すケレン味がありつつ、納期に追われるプレッシャーが味わえる。しかも工具に耐久度があり、壊れたら新しいのを調達しなければならない。
そして、不真面目枠の双璧が『Car Dealer Simulator』と『Used Cars Simulator』だ。前者はエキゾーストパイプの穴を補修テープで塞いで済ませる、まさにロクデナシ修理工の鏡。後者に至っては、いざとなったら車を盗んで転売できる犯罪シミュレーター要素付き。バットで人を殴って車を奪い、パトカーとのカーチェイスに発展することもある。車の内部構造よりドアロックのこじ開け描写の方がリアルだ。
これらをマトリクス表に貼り付けると、犯罪要素のある3作品と真面目な4作品が両極端に分かれる結果となった。だが、どの作品もゲームとしての作り込みは確か。夏休みに全作品コンプリートを目指すのもよし、この表を参考に自分好みの一作を見つけるのもよし。画面の向こうで、あなたも優秀なカーメカニックになってみてはどうだろう。
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