ステップワゴンスパーダ「プレミアムライン」、25万8500円の価値はあるか?
ホンダのミニバン、ステップワゴン。そのスタイリッシュ系グレード「スパーダ」の頂点に立つのが「プレミアムライン」だ。標準のスパーダとの価格差は25万8500円。果たして、この差額を払ってまで最上級を選ぶ価値はあるのか。装備や見た目の違いから、そのコスパをガチで検証してみた。
まずは外観。プレミアムラインはフロントグリルやヘッドライト周りにプラチナ調クロームメッキを採用。足元には大径の17インチアルミホイールを履く(標準スパーダは16インチ)。これだけでミニバンにありがちな所帯じみた印象が消え、一気にプレミアムな風格が漂う。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー しかし、最大のウリは安全・運転支援装備の充実度だ。夜間の視界を劇的に改善する「アダプティブドライビングビーム」や、駐車時や狭い道で重宝する「マルチビューカメラシステム」が標準装備。標準スパーダではオプション設定、あるいは装着すらできない装備ばかりだ。
インテリアの質感も大きく異なる。シート表皮には手触りの良いスエード調素材とプライムスムースのコンビシートを採用。さらに、2列目シートヒーターが標準装備される。寒い冬のドライブでも、後席の家族が快適に過ごせるおもてなし装備は、ミニバンとして見逃せないポイントだ。
気になる価格は、標準のスパーダ e:HEVが399万8500円、対するスパーダ プレミアムライン e:HEVは425万7000円。パワートレーンはどちらも2Lエンジンと2モーターを組み合わせたe:HEVで、モーターの最高出力184ps、最大トルク315Nmと力強い走りに違いはない。燃費性能(WLTCモード)も標準スパーダが19.6km/L、プレミアムラインが19.5km/Lと、大径タイヤによるわずかな差にとどまる。
もし標準スパーダにマルチビューカメラなどのオプションを追加していくと、価格差は一気に縮まる。そう考えると、専用の17インチホイールや高級感あるスエード調シート、後席シートヒーターまで手に入るプレミアムラインのコスパは決して悪くない。
結論として、予算を抑えたいなら標準スパーダで十分満足できる。しかし、夜間ドライブの安心感や、2列目に座る家族の快適性を最優先するなら、25万8500円を上乗せしてでもプレミアムラインを選ぶ価値は間違いなくある。後悔しないためにも、ぜひ販売店でシートの質感や装備の違いを確かめてほしい。
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