日産新型キックス、内装の“質感”がヤバい! 販売店で判明したリアルな評判とは
日産が2026年6月17日に発売したコンパクトSUV「キックス」が、フルモデルチェンジから2カ月弱で早くも大きな話題を集めている。6年ぶり、2代目となる新型は、デザイン・室内空間・乗り心地・パワートレインのすべてを「ワンクラス上」に引き上げたという。果たしてその実力は? 販売現場のリアルな声を拾ってみた。
まず驚かされるのは、外観の変貌ぶりだ。先代は丸みを帯びたクーペスタイルだったが、新型は直線基調のボクシーなデザインへと大胆に転換。アメリカンフットボールのヘルメットから着想を得たというフロントフェイスは、フロントグリルと一体化したシグネチャーランプと精悍なLEDヘッドライトで、力強さと先進性を両立している。リアにはスニーカーソールをモチーフにした3段のテールランプが印象的だ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon ボディサイズは全長4365mm×全幅1800mm×全高1610-1615mm、ホイールベース2655mm。先代比で全長70mm、全幅40mmの拡大を果たし、実際の数値以上に存在感は増している。ある日産販売店の営業マンは「お客様に実車をご覧いただくと、まず『大きくなりましたね』という反応が多い。ボクシーなデザインが効いている」と話す。ホンダ・ヴェゼルやトヨタ・カローラクロスとの比較検討中だったユーザーが、実車を見てキックスに心変わりするケースも増えているという。
そして何より、内装の質感向上が半端ない。試乗した営業マンが「乗り込んだ瞬間、目を疑った」と表現するほど、インパネ・センターコンソール・ドアトリムには触感のよいソフト素材をふんだんに採用。ダッシュボードの一部には布をコーディネートし、センターコンソールにまでソフトパッドが巻かれている。まさに「ちいさな高級車」を標榜するプレミアムブランドのコンパクトカーと遜色ない仕上がりだ。12.3インチのデュアルスクリーン(メーターとインフォテインメントシステムの一体化)も先進感を演出する。
営業マンは「正直、私たちも最初に見たとき驚きました。このクラスでここまでやるのかと。試乗に来たお客様が室内を見て『これでこの価格なんですか』とおっしゃることが多くて、コスパの良さを感じてもらいやすいです。特にGグレードのタッチパネル式空調パネルの仕上がりは、見せるたびに反応がいいですね」と語る。
走りの進化も見逃せない。プラットフォームを「CMF-B」に刷新したことで、乗り心地は大幅に改善。大きな衝撃や突き上げなくしなやかに路面の凹凸を吸収し、先代の不満が見事に解消された。パワートレインは日本初搭載の「第3世代e-POWER」を採用。モーター・発電機・インバーター・減速機・増速機の5つを一体化した「5-in-1」構造で小型・軽量化を実現。発電専用の1.4リッターエンジンは回転数を抑え、静粛性を高めている。WLTCモード燃費は最大25.7km/L。4WD仕様にはキックス初搭載の電動駆動4輪制御「e-4ORCE(SNOWモード付)」が採用された。
「先代を長く乗っていたお客様が試乗されると、乗り心地の差に一番驚かれます。あと、e-POWERの静かさをライバル車と乗り比べて評価してくださる方も多くて、エンジン音が気にならないというのはファミリーユースでは特に喜ばれるポイントです」と営業マンは続ける。
ラインナップは「Xシンプルパッケージ」「X」「X+」「G」の4グレード構成。価格(消費税込)は299万9700円から424万8200円だ。今後はアウトドア仕様のカスタムモデル「ROCK CREEK」も日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)から追加予定で、選択肢の広がりにも期待がかかる。
「乗って驚いた」という声が相次ぐ新型キックス。コンパクトSUVの新たな基準を打ち立てた一台と言えるだろう。
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