スバル、MT車を3連発投入へ! 国沢光宏&山本シンヤが語る“スバルらしさ完全復活”の行方
スバルが来年までにマニュアルトランスミッション(MT)車を3台投入する――。この発表に、スバルファンならずとも業界がざわついている。そこで、スバルに詳しいモータージャーナリストの国沢光宏氏と山本シンヤ氏が、今後のスバルの戦略について本音で語り合った。
まず話題になったのは、カーボンニュートラル時代を見据えたブランド戦略だ。国沢氏は「2050年までに電気自動車の時代が来るかどうかは別として、メーカーはそこまでの期間をどう生き抜くかが課題。クルマの寿命が15年とすると、2035年頃から市場は大きく変わり始める」と指摘。その上で「トヨタと同じものを作っていたら負ける。大事なのはブランドイメージで、今こそスポーツモデルを作ってイメージを築くべきだ」と持論を展開した。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 山本氏もこれに同意し、「スバルファンはソルテラには食指が動かなかったが、トレイルシーカーになった途端に受け入れられた。ブランドイメージの重要性を実感する」と語る。さらに、モータースポーツを通じたブランド強化の必要性を訴えた。「今はラリーもスーパー耐久(S耐)もスバル車がほとんどいない。GR86/BRZカップでBRZが頑張っている程度。SUBARUとSTIの連携を強め、S耐で鍛えたクルマでニュルに挑むような流れを作ってほしい」
続いて、S耐に参戦するハイパフォX2の話題に。同車のFA24エンジンはピストンとインタークーラーを変更し、375馬力・525Nmを発揮。量産車比で100馬力・150Nmも上回る。国沢氏は「現場力がある証拠。リミッターを外せばやれる力がある」と評価し、山本氏も「S4が275馬力の時は300馬力は無理と言われていたが、それを超えればみんな『オッ!』と思う。しかもTY85の生産ラインが残っていたのも驚きだ」と興奮気味に語った。
そして、今秋にWRXのカタログモデルとして6MTが復活することも明らかに。限定車「WRX STI Sport♯」に続く待望のMT復活だ。さらに来年には、ハイパフォX2の市販モデルといえるハッチバックが登場予定で、ファンの間では「GRB復活!?」と話題になっている。山本氏は「既存アセットを活用し、アフォーダブルな価格を目指す点に期待。ベースを安くしてSTIを含めたサードパーティーで盛り上げていくのが理想」と語る。
BRZのコンプリートモデル登場にも期待が高まるが、国沢氏は「価格が上に行くと手が届かなくなる。下に降りてくればいい」と注文。山本氏も「若いクルマ好きのためにも、Rグレードのような手軽に愉しめるモデルが増えてほしい。300万円前後ならモータースポーツのベースにもなる」と続けた。国沢氏は「300万円前後でスポーツシートだけ付ければ、そのまま走行会に行ける練習車になる。単なる廉価版じゃない、素のクルマを出せばお客さんはついてくる」と太鼓判を押す。
最後に、国沢氏は「MT車で盛り上げるなら、時間は4、5年しかない。プロモーションを含めてがんがんやってほしい」と注文。山本氏も「若い人たちがMTの楽しさを再認識できる機会を作ってほしい」と期待を寄せた。スバルには「スポーツ車両企画室」が中心となって開発のスピードが上がっているといい、今後のラインナップから目が離せない。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 
今、あなたにオススメ