全幅1980mmの巨漢なのに運転しやすい? ランクル250オーナーが語る日常性能
トヨタのランドクルーザー250(ランクル250)が納車されてから、早くも第2弾のレポートをお届けする。今回は公道での取り回しや高速走行など、日常使いにおけるリアルな走行性能を徹底検証。全幅1980mmという巨漢ボディながら、「想像より遥かに運転しやすい」というオーナーの声は本物なのか? その秘密を探る。
まず気になるサイズ感。全長4925mm×全幅1980mm×全高1935mm(ZX/20インチ仕様)と、数字だけ見れば圧倒的な存在感だ。しかし、運転席に座ると驚くほど車両感覚を掴みやすい。理由は二つ。一つはアイポイントの高さによる見下ろしポジション。もう一つは角張ったボディデザインだ。フロントコーナーの位置が視覚的に把握しやすく、狭い路地でも安心感がある。加えて、縦長形状のドアミラーは出っ張りを最小限に抑えつつ、後退時の駐車線もバッチリ映し込む。これらの工夫によって街乗りでもストレスフリーなのだ。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 走りを支える心臓は2.8Lディーゼルターボエンジン(1GD-FTV型)。最高出力204ps、最大トルク500Nmを発生。ガソリン車のようにモッサリしたイメージとは無縁で、1600回転という低回転域から最大トルクを発揮するため、わずかなアクセル操作でもグイグイ加速する。新東名高速道路の最高速度120km/hまでも、シフトを忙しく変えることなくスムーズに到達。ディーゼル特有のガラガラという音はご愛敬としても、そのパワフル&トルクフルな加速はたまらない。
ステアリングフィールにも注目したい。少し硬めながらもフレーム車特有のゆったり感が薄く、酔いにくい乗り味が好印象。電動パワステの採用により初期操舵からリニアなフィーリングが得られ、乗用SUVと比べれば乗り心地は硬いが、フレーム車として考えれば十分すぎる出来栄えだ。
一方で、惜しいポイントも存在する。それは「ブレーキホールドのメモリー機能」の非搭載。ブレーキホールド機能自体はシフトセレクター横にスイッチがあり使えるのだが、エンジンを切るたびにリセットされてしまう。欧州車では当たり前の機能で、国産でも日産・ホンダ・三菱の多くの車種に採用されている。トヨタ車でもシエンタやアクアなど一部モデルには備わるが、ランクル250にはない。乗るたびにスイッチを押す手間は、慣れるまで少し面倒だ。
全幅1980mmの巨体に臆することなく、むしろその扱いやすさに驚かされるランクル250。ディーゼルターボの力強い走りと、細部にわたる運転支援の工夫は、所有する喜びを日々実感させてくれる。気になる方はぜひ試乗ではなく、じっくりと向き合ってみてほしい。
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