いすゞ「エルガ」がパンダ顔に!5.2Lターボ燃費向上、寒冷地仕様も新設定
いすゞが2026年7月27日、路線バス「エルガ」シリーズの一部改良モデルを発表し、同日発売した。2000年に登場したエルガは、大型路線バス「キュービック」と中型「ジャーニーK」の後継として誕生。現行型は2015年8月にフルモデルチェンジした2代目で、今回の改良でさらに進化を遂げた。
最大のトピックは、そのフロントフェイスだ。新たにフロントブラインドスポットモニターや交差点警報、電動パーキングブレーキ(EPB)などの安全装備を採用したことに伴い、センサー類を収めるグリル周りが、まるでパンダの顔のような黒い縁どりで強調されたデザインに変更。思わず二度見してしまう愛嬌のあるルックスは、街中でひときわ目を引くこと間違いなしだ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 心臓部は、従来から搭載される5.2リッター4気筒ディーゼルターボエンジン「4HK1」を継続。今回は燃焼性能の最適化や吸排気系の改良により、燃費性能とトルク性能を向上。さらに低転がり抵抗タイヤとの組み合わせで、エルガ・エルガミオ全車が令和7年度重量車燃費基準(JH25)に適合。エルガの「BR5カテゴリー(14トン超16トン以下)」では、基準値を5%上回る燃費性能を実現している。
安全面では、エルガに「車輪脱落予兆検知システム」を搭載した点も見逃せない。バス運転手の高齢化や整備不足が叫ばれる昨今、重大事故を未然に防ぐこのシステムは、乗客だけでなく、歩行者や周囲の車両の安全にも大きく貢献するだろう。
運転席周りも刷新。7インチメーターディスプレイとステアリングスイッチを採用し、操作性を向上。室内の快適性を高める外気導入クーラーや、車外騒音規制への対応も図られている。
そして、電動版のエルガEVにも注目だ。今回の改良で、寒冷地ユーザー待望の「寒冷地仕様」をオプション設定。プレヒーターを採用し、暖房性能と冬期の航続距離を改善した。さらに、充電口の位置を左側面から後面に移設。これにより、並列駐車時でも充電ケーブルが届きやすくなり、運用の自由度が向上した。
2000年の登場以来、日本の街を支え続けてきたエルガ。今回の改良で、安全・環境・使い勝手のすべてが一段と磨き上げられた。パンダ顔の新型エルガが、これからの公共交通をどう変えていくのか、期待が高まる。
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