サンキューハザードはマナーか迷惑か?賛否分かれるお礼ランプの実態
「サンキューハザード」――道を譲ってくれたドライバーへの感謝を伝えるため、ハザードランプを数回チカチカさせるあの行為。幹線道路への合流時など日常的に見かける光景ですが、実はネット上で大激論になっているのをご存じでしょうか。
肯定派は「夜間やスモークガラス越しだと手振りじゃ見えないから、ハザード一発が一番伝わる」「お互い気持ちよく譲り合うための最低限のマナー」「挨拶されて嫌な気分になる奴なんていないだろ」と支持します。確かに、車内から手を挙げるだけでは見えないシチュエーションでは、ランプの点滅は強力なコミュニケーションツール。気持ちよく道を譲り合う文化として根付いている面は否めません。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro しかし、反対派の声も少なくありません。「急ブレーキでもするのかと思ってヒヤッとしたから即刻やめてほしい」「ただの自己満足で周りを危険に巻き込むな」「夜間に前でチカチカされると正直ウザい」といった厳しい指摘が相次いでいます。
問題の本質は、ハザードランプの法的な位置づけにあります。道路交通法では、ハザードランプ(非常点滅表示灯)は夜間の路上駐車やスクールバスの乗降時などに使用が定められており、感謝を示す用途は想定されていません。つまり、本来の目的は「危険の周知」。不必要な点滅は後続車に車両トラブルや緊急停止と誤認させ、追突事故を誘発する恐れがあるというのです。
警察など関係機関も、法令で定められた用途以外の使用を推奨していません。ただちに摘発されるケースは稀ですが、意図が正しく伝わらなければトラブルに発展するリスクも否定できません。
一方で、同じハザードでも「高速道路で渋滞の最後尾についたとき」の使用はまったく別。時速100km近いスピードで迫る後続車に前方の減速や停止をいち早く知らせ、痛ましい追突事故を防ぐために極めて有効で重要な安全対策です。
結局のところ、ハザードランプの本質は「お礼のあいさつ」ではなく「危険の周知」。感謝を伝えたい気持ちは大切にしつつ、安全を最優先に考えた手振りや会釈など、周囲の状況に応じた配慮が求められています。皆さんはサンキューハザード、やりますか? やらない派ですか?
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