日野ポンチョで炎天下の洗車地獄!バス運転士が見学会で取材される側に
バス運転士としてフジエクスプレスに飛び込んで15か月。普段は取材する側の記者が、7月の営業所見学会でまさかの取材される側に回った。朝から汗だくの準備、座談会での本音トーク、そしてアルコールチェックの衝撃的なデモ――。臨時運転士の奮闘記をお届けする。
営業所見学会の日は日勤扱いで8時30分出勤だが、記者は1時間前には営業所に到着。アルコール点呼を済ませ、総務から交付された書類で当日の流れを把握する。参加者の送迎には日野ポンチョ1台を使い、座談会もあるため同僚の正社員運転士と2名体制だ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon まずは出庫するバスと残るバスを確認し、動かないバスを移動させて運転体験用のスペースを確保。炎天下の車庫でバスを右往左往させる。続いてポンチョの洗車だが、洗車機の後の水切りが最大の難関。モップのような長い棒を持って炎天下で水切りをすると、朝から汗だくになる。準備が整い、田町駅へお迎えに向かう。この日の運転担当は記者。同僚運転士が車掌を務めた。
恒例の座談会では、毎回必ず出る「トイレ」問題が話題に。フジエクスプレスの路線バスは1乗務が短くて50分、長くて2時間。つまり1~2時間ごとに必ずバスを降りて次の運転士に引き継ぐため、トイレに行く時間は確保できる。それでもトイレが近い人は、シャトルバスなどさらに短い仕業を運行管理者に申し出れば考慮してもらえるという。運転士不足の中、50代以上の応募者には悩ましい問題だが、同社では可能な範囲で対応している。
出発点呼のデモンストレーションも本番さながらに行われた。注目はアルコールチェック。記者がデモしても当然検知されないが、テスト用アルコールを口に噴霧するとD判定が出た。これは一発解雇レベルのアルコール量だ。ただし食品由来の微量エタノールが原因なら、うがいで検知されなくなる。酒を飲んだ場合は呼気にアルコールが含まれるため、うがいではごまかせない。
デモ中、高速・貸切の点呼を担当する運行管理者から「うがいしてきて、もう1回やってみたら?」と提案が。半信半疑でうがいをして再挑戦すると、見事にA判定。記者はこの15か月間、検知されたことはないという。
普段は取材する側の記者が、される側に回るとタジタジに。それでもバス運転士のリアルな日常が、参加者に伝わったことだろう。
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