お盆の高速で遭遇する「困ったクルマ」への正しい対処法
2026年のお盆も間近。毎年この時期になると、高速道路で嫌な思いをした経験があるドライバーは少なくないはずだ。追い越し車線に居座り続けるクルマ、渋滞中に右へ左へウロウロするクルマ、インターを間違えて慌てふためくクルマ、そしてガス欠──。まさに「高速道路あるある」のオンパレード。今回は、そんな困ったクルマに遭遇したときにどう振る舞うべきか、改めてルールをおさらいしておこう。
まず、追い越し車線に居座る行為。これを「法定速度を守っているから問題ない」と考えるのは大きな誤解だ。道路交通法では、車両は原則として左側の車線(走行車線)を通行しなければならず、追い越しが終わったら速やかに走行車線に戻ることが義務づけられている。追い越し車線を走り続けると「通行帯違反」となり、違反点数1点、反則金6000円が科せられる。目安として、2km程度走行すると取り締まり対象になり得る。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro では、そんな居座り車の後ろに付いてしまったらどうするか。有効な手段のひとつは、一度走行車線に移ってしばらく走り、その後そのまま走行車線で前走車を追い抜く「追い抜き」だ。ただし、追い越し車線で前走車に追いついてすぐに走行車線へ移り、左側から追い越す行為は「追い越し違反」となる。違反点数2点、反則金9000円と重いので絶対に避けたい。
パッシングで退かそうとする人もいるが、これも注意が必要だ。道路交通法第52条第2項では、他の車両の交通を妨げる場合には灯火を減光する義務があると定められている。過剰なパッシングは「滅光等義務違反」に当たる可能性があり、後ろからハイビームを照らし続ける行為はあおり運転とみなされるケースもある。ウインカーレバーを奥に倒すとハイビーム、手前に引くとパッシングになるが、いずれも慎むべきだ。
次に、渋滞中の車線変更問題。渋滞中に「こっちの車線のほうが早い」と、右へ左へと車線変更を繰り返すドライバーを見かけるが、実はこれ、ほとんど時間短縮にならないうえ、渋滞を悪化させる原因になる。速度が一定に保たれ、車間距離が安定すれば自然と渋滞は緩和されるが、頻繁な車線変更は流れを乱し、後続車に急ブレーキを強いることになる。むやみな車線変更は控え、自分の車線をキープするのが結局は得策だ。
片側3車線以上の高速道路では、最も左側の車線を走るのが効率的とされる。理由は、追い越し車線を狙って車線変更するクルマが集中するからだ。料金所では、中央のゲートより両サイドのゲートのほうが通過時間が短くなる傾向があるが、その後の合流も考慮したい。
渋滞中の車間距離は、クルマ1台分(約4~5m)が理想的。詰めすぎると接触事故や渋滞悪化につながるが、空けすぎても後続車が車間を詰めて新たな渋滞を生む原因になる。全車速域対応のクルーズコントロールが付いているなら、車間距離を設定しておくとストレスが減るだろう。
最後に、うっかり目的のインターを過ぎてしまったら? 絶対に逆走してはいけない。次のインターまで行き、正しいルートで戻ろう。高速道路上の逆走は重大事故に直結する。お盆の長距離運転、ルールを守って安全に帰省してください。
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