カーオーディオの音質は「ショートパーツ」で決まる!端子・ヒューズ選びの極意
愛車のオーディオシステムをワンランク上へと導きたいなら、ケーブルだけでなく「ショートパーツ」にも目を向けるべきだ。本連載では車載用音響機材の選び方を全方位から解説しているが、今回はパーツ&部材編として、細かな端子やヒューズにフォーカスする。
ケーブルを引き回す際に欠かせないのが、これらのショートパーツだ。一口にショートパーツと言っても、その種類は多岐にわたる。まず基本となるのが「端子」。特にパワーケーブルとスピーカーケーブルには端子が必要となるケースが多い。ラインケーブルは基本的に両端にプラグが装着済みなので、新たに端子を用意する必要はない。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro スピーカーケーブルやパワーケーブルは、被膜を剥いて導体をむき出しのまま機器に接続する方法もある。しかし、特にパワーケーブルの場合は、何らかの端子を装着して結線するのが一般的だ。そのため、ショートパーツは電源配線で使われることが圧倒的に多い。
具体的には、パワーケーブルのマイナス線をボディアースする際、「平形端子」や「クワ型端子」を先端に装着し、ネジでボディに固定する。プラス線も同様に端子を介して車両のメインバッテリーへ接続する。
電源配線で絶対に外せないのが「ヒューズ」だ。ヒューズは、規定以上の電流が流れると自ら溶断して電気の流れを遮断する安全装置である。なぜこれが必須かというと、クルマの電装品はボディをマイナス側のケーブル代わりに使う、いわゆるボディアース方式を採用しているからだ。合理的な反面、ショートのリスクが常に付きまとう。
ショートとは、プラス側とマイナス側の配線が直結する状態を指す。例えばプラスケーブルが断線し、導体がむき出しになってボディに触れるとショートが発生する。そうなると配線途中に抵抗がなくなり、一気に大電流が流れて被膜が溶け、最悪の場合車両火災に至る。しかし、ヒューズをメインバッテリーの近くに設置しておけば、異常電流が流れた瞬間にヒューズが切れ、ショートを即座に終息させられる。
その他にも、電源線を分岐させる「ディストリビューションブロック」や「ヒューズホルダー」、バッテリーに取り付ける「ターミナル」などがショートパーツの仲間だ。これらのうち電気を通すパーツは、伝送効率の高い素材や表面処理が施されていると、音質に確かな効果をもたらす。高価なものもあるので、他の機器とのグレードバランスを考える必要はあるが、細部にまでこだわることでオーディオの楽しさは倍増し、実際に音も良くなる。
次回は音質向上アイテムについて解説する。乞うご期待。
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