ランボルギーニ ウルスSEペルフォルマンテ、聖地ナルドで炸裂した812PSの衝撃
ランボルギーニが誇るスーパーSUV、ウルス。その進化形「ウルスSEペルフォルマンテ」の実力を、イタリア南部にある伝説のテストコース“ナルド”で解き放った。
ペルフォルマンテとは、イタリア語でパフォーマンスを意味し、ランボルギーニでは非12気筒モデルの高性能版に与えられるサブネームだ。過去にはガヤルド スパイダー ペルフォルマンテやウラカン ペルフォルマンテ、そしてウルス ペルフォルマンテが存在した。この7月、そのファミリーに新たなモデルが加わった。ウルスSEペルフォルマンテである。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro ウルスSEは、現行ウルスSのプラグインハイブリッド版であり、すでに800PSの大台に到達していた。そのさらに上を行く高性能版として登場したウルスSEペルフォルマンテは、システム総合最高出力812PS、システム最大トルクは1000N・mを誇る。パワートレインは、フォルクスワーゲングループの高性能ブランドにも搭載されるEA825型V8ツインターボエンジン+電動モーターのプラグインハイブリッドだが、ウルスSEおよびSEペルフォルマンテ用には最高スペックのシステムが用意されている。
0-100km/h加速は3.3秒、最高速は312km/h。公表された数字だけでも十分に衝撃的だが、実際にナルドでその身に受けると、想像をはるかに超える体験が待っていた。
試乗会は2026年5月末、正式発表前のプロトタイプにカムフラージュが施された状態で行われた。プログラムは4種類。ローンチコントロールからのハードブレーキング、ドリフトスラローム、ミニサーキット走行、そしてオフロード走行だ。
まずローンチ加速。一瞬、無重力になったかと思えば、ドッカーンと飛び出し、内臓がシートに張り付くようなロケットダッシュ。思わず笑うしかない。そしてブレーキも劇的だ。2.5tの巨体を、剛性感の高いペダルでガッチリと受け止め、フラットな姿勢を保ったまま巌のように停止させる。
ドリフト走行では、強大なトルクでいとも簡単にパワードリフトへ。4WDとは思えない素直なコントロール性で、フラットな姿勢を保つため、アクセルコントロールに集中すれば容易にドリフトを楽しめる。
サーキットでは、背の高いスポーツカーに変身。高い視線とフラットな姿勢のおかげで、思いどおりのラインをトレースできる。頼りになるブレーキと強大なトルク、優れたシャシー制御により、大型SUVを操っていることを忘れさせる。
そして、オーナーになっても滅多にやらないであろう「ラリー」モード。砂地のオフロードを走ると、視線を脱出方向に向ければ、自然とドリフトしながら抜けていく。シャシー制御が素晴らしく、必要以上に姿勢が流れることはない。ラリードライバーになった気分でハンドルを切りながら、存分に楽しめた。
現行ウルスのデビューから約10年。SEペルフォルマンテは、その名のとおりパフォーマンスの限界を極めた。おそらく現行型の一つの到達点であり、さらなるハイパフォーマンスは2020年代中に登場する次世代モデルへと引き継がれるだろう。
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