オーロラが第2世代無人トラックを発表、2026年中に年間1000台量産へ
米国の自動運転技術企業オーロラ・イノベーションが、2026年7月22日に第2世代となるドライバーレストラックを正式発表した。新型車は同社の自動運転システム「オーロラ・ドライバー2」(AD2)を搭載し、まずは自社が運営する商用無人輸送ネットワークに投入される。
ベース車両はインターナショナルの長距離用大型トラクタ「LT」シリーズ。オーロラはこのプラットフォームを、北米ボルボの「VNL」にも展開可能とし、同じハードウェアで異なる車種の自動運転を実現する方針だ。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro AD2はハードウェアの高性能化に加え、耐久性を100万マイル(約160万km)に引き上げた。大規模なフリート展開を見据え、信頼性を最重視した設計となっている。製造パートナーはラウシュ社で、冗長システムを含む次世代ハードウェアを新型トラックに統合。両社は2026年後半までに年間1000台の生産体制を確立する計画だ。
オーロラは2025年、クラス8トラックによる公道での商用無人輸送を開始。2026年6月末までに無人走行距離は44万マイル(約70万km)に達した。現在、米国南部を東西に横断するサンベルト地帯に10の無人輸送ルートを持ち、新型車でさらなる需要を取り込む。
米国ではトラックドライバー不足と人件費高騰が続き、無人トラックへの需要が急拡大。すでに500台規模の導入を計画する顧客も現れている。オーロラのCEOで共同創業者であるクリス・アームソン氏は「昨年、無人トラックをローンチし、安全に公道を走行できることを証明した。新プラットフォームは大規模展開の基盤となる」とコメント。数百台単位でのフリート拡張を見込む。
自動運転システムの最大の強みは、人間ドライバーに課される法定の運転時間制限や休憩義務がないことだ。例えばテキサス州フォートワースからアリゾナ州フェニックスへの1000マイル超のルートでは、人間ドライバーは少なくとも1回10時間以上の休憩が必要だが、無人トラックはそのまま走行を続けられる。結果として配達時間が約40%短縮され、稼働率向上による利益率改善が期待できる。
ローンチに先立ち、オーロラは新型トラックとハードウェアに対し、自社の安全評価フレームワーク「セーフティ・ケース」を適用。公道での安全性を改めて確認している。ドライバー不足に悩む物流業界にとって、第2世代無人トラックは生産性向上の切り札となるか。
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