トヨタクラウンセダン70周年、5m超えの風格と最新パワトレに熱視線
トヨタのフラッグシップセダン、クラウン セダンが2025年6月に誕生70周年を迎えた。これを記念した特別仕様車「Z“THE 70th”」が追加設定され、改めてその存在感が際立っている。
クラウンは1955年に国産乗用車として異例の本格セダンとして登場。以来、時代ごとに大きな変革を重ね、日本の高級セダン市場を牽引してきた。2022年には16代目がワールドプレミアされ、セダン、クロスオーバー、スポーツ、エステートの4スタイル展開へと移行。その中でセダンは、クラウン本来のショーファーカーとしての性格を色濃く継承し、2023年11月に「ニューフォーマルセダン」として市場投入された。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro ボディサイズは全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mm。ホイールベースは3000mmを確保し、4代目レクサスLSと同等の大型サイズだ。後席の足元空間は広々としており、VIP送迎やビジネス用途にも対応する。後輪駆動(FR)を採用し、大型セダンならではの落ち着いた走行フィールが特徴。
スタイリングは水平基調の伸びやかなフォルム。フロントには縦格子の大型台形グリル「アンダープライオリティ」を配置し、重厚感と端正さを両立。リアは横一文字のテールランプがワイドな印象を与え、視認性も高い。室内は杢目調パネルをインストルメントパネルからドアトリムまで連続させ、包み込まれるような空間を演出。シート表皮にはプレミアムナッパ本革を採用し、前後席にシートヒーター・シートベンチレーション、後左右席にはリフレッシュシートを装備。電動式リアサンシェードも備わり、プライバシーへの配慮も行き届いている。
パワートレインはHEV(ハイブリッド車)とFCEV(燃料電池車)の2本立て。HEVは2.5リッター直列4気筒エンジン(最高出力136kW・最大トルク225N・m)とモーター(最高出力132kW・最大トルク300N・m)を組み合わせた「マルチステージハイブリッドシステム」を搭載。有段変速との協調で力強い加速と静粛性を両立し、WLTCモード燃費は18km/Lを達成する。FCEVはトヨタFCスタックとモーター(最高出力134kW・最大トルク300N・m)を組み合わせ、一充填走行距離は約820km(参考値)を実現。
予防安全面では「トヨタ セーフティ センス」を標準装備。プリクラッシュセーフティ(歩行者・自転車運転者・自動二輪車検知機能付)、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)、アドバンスト パーク(リモート機能付)、アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)など先進機能を備える。
特別仕様車「Z“THE 70th”」はHEVとFCEVの両方で設定。通常のZとは異なる専用の内外装が採用され、バイトーンと漆黒パーツの組み合わせが若い層にも注目を集めている。カタログモデルの価格は、Z(HEV)が730万円、Z(FCEV)が830万円。特別仕様車はHEVが755万円、FCEVが855万円(いずれも消費税込み)。
販売店の声によると、クラウン セダンは昔からのセダン好きやクラウンファンに人気で、「風格があって安心感がある」「ショーファーカーらしい存在感が貴重」といった声が聞かれる。また、東京都では補助金が潤沢で水素ステーションの密度が高いため、FCEVの購入層も想定以上に多い。静粛性に感動し「もうエンジン車には戻れない」というユーザーもいるという。
70年の歴史を経てなお進化を続けるクラウン セダン。格式と最新技術を両立したその存在は、時代が変わっても変わらぬ価値として、多くのユーザーに支持され続けるだろう。
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