真夏のバイク旅を襲う3つの暑さとその撃退術|ライダー必見の熱中症対策
夏のツーリングは、風を切って走る開放感が何よりの魅力。しかし近年は35℃を超える猛暑日は当たり前、40℃以上の酷暑日も珍しくありません。エアコンのないバイクで直射日光を浴び続けるライダーにとって、熱中症対策は命に関わる重要課題です。本記事では、ライダーを襲う「3つの暑さ」と、その具体的な撃退術を紹介します。
まず第一は「高い外気温」。今年の夏は梅雨明け直後から急激に気温が上がり、身体が暑さに慣れていない状態で長時間走ることになります。気温35℃以上では、走行風すら熱風のように感じられ、疲労が蓄積しやすくなります。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー 第二は「エンジンやマフラーの熱」。多くのバイクは内燃機関エンジンを搭載しており、夏場はエンジンやマフラーが極度に高温になります。ライダーは高温の発熱体に至近距離で長時間さらされるため、余計に暑さを感じます。特にスーパースポーツなどアルミフレームを採用した車種では、エンジンの熱がフレームに伝わりやすく、足のふくらはぎなどが低温火傷を起こすリスクもあります。筆者もCBR600RRで実際に経験済みです。
第三は「ウェアの暑さ」。夏でもTシャツ短パンは厳禁。長袖・長ズボンにプロテクター入りのメッシュジャケットが基本ですが、走行中は風を通して涼しくても、停車すると一気に暑くなります。丈夫な生地とプロテクターで実質的に厚着しているのと同じだからです。
では、どう対策すればいいのでしょうか。
【対策1:夏用ウェアと熱対策アイテム】 半袖・短パンでの走行は転倒時のケガだけでなく、日焼けによる脱水や熱中症リスクを高めます。メッシュジャケットは停車時に脱ぐなどして、体内に熱がこもらないようにしましょう。また、アルミフレーム車に乗るなら、デイトナのヒートガードインナーパンツ(税込み6820円)がおすすめ。吸湿速乾素材で汗を素早く乾かし、内ももやふくらはぎに貼り付けたヒートガード素材がエンジン熱を防ぎます。メッシュのアウターパンツと組み合わせれば、涼しさと熱対策を両立できます。
【対策2:渋滞を避けるルート・時間帯選び】 夏の渋滞は命取り。高い外気温の中で停止すると走行風がなくなり体温が急上昇します。出発・帰宅時間を早めて市街地の渋滞時間帯を避ける、渋滞しにくいルートを事前に調べることが大切です。もし渋滞に遭遇しても、すり抜けは危険。暑さで判断力が鈍っているときに無理なすり抜けをすると事故リスクが高まります。落ち着いて走り、コンビニなどで早めに休憩を挟みましょう。
【対策3:涼しい目的地を選ぶ】 標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がると言われます。山間部や高地のツーリングスポットは市街地より体感温度が低く、登り坂を進むにつれて涼しさが増すのを実感できます。景色も楽しみながら快適に走れるので、夏のプランにはぜひ取り入れたいところです。
【対策4:こまめな休憩と水分&塩分補給】 夏のツーリングでは休憩の回数を増やし、時間も長めに。汗で失われるのは水分だけでなく、体内の水分バランスを調整する塩分(ナトリウムなどの電解質)も重要です。スポーツドリンクや経口補水液が最適ですが、水やお茶を飲む場合は塩分入りタブレットを併用しましょう。「まだ走れる」と無理をせず、暑さによる疲れを感じる前に早め多めの休憩を心がけてください。
以上、夏のバイク旅には外気温・エンジン熱・ウェアの3つの暑さが襲いかかりますが、適切なウェア選び、ルート計画、休憩と補給で安全かつ快適に乗り切れます。ぜひ暑さ対策を万全に、最高の夏ツーリングを楽しんでください。
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