スズキ クロスビーがフルモデルチェンジ級の大改良で今なお絶好調な理由
スズキのコンパクトSUV、クロスビーが2025年10月に実施した大幅改良から約9ヶ月が経過した2026年現在も、絶好調のセールスを続けている。その理由は、愛嬌あるスタイルを残しつつ、中身がフルモデルチェンジ級に進化したからだ。
まず心臓部が一新された。従来の1L 3気筒直噴ターボから、新開発のZ12E型 1.2L 3気筒マイルドハイブリッドエンジンへとスイッチ。最高出力は80ps、最大トルクは108Nmで、トランスミッションも6速ATからCVTに変更された。ターボのような爆発的な加速は抑えられたが、マイルドハイブリッドによる滑らかな発進と静粛性の高さが際立つ。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro さらに驚きなのが、走行モードの拡充だ。これまで4WD専用だったスポーツモードやスノーモード、グリップコントロール、ヒルディセントコントロールが、2WD(FF)車にも標準装備された。最低地上高180mmという本格SUV顔負けのスペックと相まって、2WDでも泥道や雪道を安心して走れる。燃費性能も2WD車で22.8km/L、4WD車で21.0km/L(ともにWLTCモード)と、旧型の18.2km/Lから大幅向上。経済性と走破性を両立した点が、ユーザーの心を掴んでいる。
快適装備も充実の一途だ。上級グレードのハイブリッドMZには電動パーキングブレーキ(ブレーキホールド付)を採用。信号待ちや渋滞での足元負担を軽減する。ステアリングヒーターやスズキコネクト対応、スズキ国内初の7インチカラーメーターディスプレイの標準装備など、もはやマイナーチェンジの域を超えている。
安全性能も最新鋭。衝突被害軽減ブレーキには、スズキのデュアルセンサーブレーキサポートIIを全車標準装備。交差点での歩行者や自転車、右折時の対向車まで検知可能だ。
価格はエントリーグレードのハイブリッドMX(2WD)が215万7100円、最上級のハイブリッドMZ(2WD)が233万5300円と、200万円台前半でこれだけの充実装備を手に入れられる。単なるおしゃれなSUVではなく、実力を備えた一台として、今なお指名買いされる理由がここにある。
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