Ninja ZX-25Rは190km/h!? カタログに載らない愛車の最高速度を計算で導き出す方法
あなたは愛車の最高速度をご存じだろうか。かつてホンダ・ドリームCB750FOURやカワサキZ1(900 Super4)が発売された時代には、カタログに堂々と「最高速度」が記載され、1980年代のバイクブームや1990年代のフラッグシップ全盛期には専門誌が実測テストを行っていた。しかし今や、メーカーもメディアも最高速を公表することはほとんどない。高速周回路を使ったプロライダーによるテストはコストと手間がかかりすぎるからだ。
もちろん、バイクの楽しさは最高速度だけで決まらない。それでも「自分のマシンはどこまで伸びるのか」「ライバル車と比べてどうか」と気になるのがライダーの性。公道での試走は絶対にNG、サーキットでもなかなか難しい。そこで今回は、スペック表の数値だけで愛車の最高速度を計算する方法を紹介しよう。あくまで目安であり、タイヤの転がり抵抗や空気抵抗、荷重などの影響は無視しているが、「お楽しみ」としては十分だ。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 計算式は意外とシンプルだ。タコメーターのレッドゾーンが始まる回転数(①)を、一次減速比(②)、トップギアの変速比(③)、二次減速比(④)で割り、60を掛けて1時間当たりの回転数に換算。それに後輪の外周(⑤)を掛け、1000000で割ればkm/hが求まる。タコメーター非装備の場合は、スペック表の最高出力発生回転数を①に代用してもよい。後輪の外周は、タイヤメーカーのサイトで外径を調べるか、サイズ表記から計算する。例えば150/60R17なら、幅150mmに扁平率0.60を掛けてタイヤ高さ90mmを出し、リム径17インチ(431.8mm)を足して外径611.8mm、円周率3.14を掛ければ外周約1921mmとなる。
実際に人気車種で計算してみよう。カワサキNinja ZX-25Rは、①レッドゾーン開始17500rpm、②一次減速比2.900、③6速変速比1.037、④二次減速比3.571、標準装着タイヤ(ダンロップGPR300)の後輪外径618mm(外周1940.52mm)で計算すると、約190km/hという結果に。250ccクラスとしては驚異的だ。最高出力発生回転数の16000rpmで計算すると約172km/hと1割落ちるが、それでも十分速い。
一方、ホンダ・レブル250ではどうか。①最高出力発生回転数9500rpm、②一次減速比2.807、③6速変速比1.038、④二次減速比2.571、後輪サイズ150/80-16から外周約1841mmで計算すると、約140km/h。4気筒48馬力(ラムエア加圧時)のZX-25Rに対し、単気筒26馬力のレブル250がここまで出るのは、むしろ健闘していると言える。
最後に、レトロスポーツの人気車種同士の対決も。カワサキZ900RSは約262km/h、ホンダCB1000Fは約255km/hという計算結果になった。どちらも実に強烈だ。
繰り返すが、これはあくまで理論値であり、実測値とは異なる。性能の優劣を語るものではないが、自分の愛車で計算してみると新たな発見があるかもしれない。暇な夜、ぜひ電卓片手に試してみてほしい。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 
今、あなたにオススメ