日産キックスに北米限定「ロッククリーク」登場! これは日本でも売るべきだ
北米日産が2027年モデルのキックスに、ワイルドな新グレード「ロッククリーク」を追加した。コンパクトSUVのキックスを、見た目も走りもアウトドア向けに振ったスペシャルモデルだ。
ベースとなるのは中間グレードのSV。AWD専用とされ、価格は2万8840ドル(約460万円)。ベースのSV AWDより2350ドル高く、最上級のSR AWDよりわずか50ドル高いという設定も興味深い。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 外装は専用のアッパーグリルと17インチアルミホイールを装着。前後のロアフェイシアやドアミラー、外装アクセントをグロスブラックで統一し、アンバー色のデイタイムランニングランプとアクセントライトを組み合わせる。都会派のイメージが強いキックスが、一気に冒険ギアへと変身した。
ルーフにはクロスバー付きラックを標準装備。許容荷重は165ポンド(約75kg)で、カヤックやスキー、自転車を積むことが可能。見た目だけの飾りではない実用的な装備だ。
走りも本格的だ。専用のOFF-ROADモードを備え、グラベルや砂地、雪道などで一定のホイールスピンを許容しながらトラクション制御を変更。下り坂で速度を自動調整するヒルディセントコントロールも装備する。キャンプ場への未舗装路や雪道で頼もしい。
ただし、最低地上高は北米仕様キックス共通の8.4インチ(約213mm)。エンジンも通常車と同じ2.0L自然吸気で、最高出力141hp、最大トルク140lb-ftだ。専用サスペンションや出力アップを施した本格クロカンではなく、日常の快適性を保ちながら行動範囲を広げるモデルという位置づけだ。
室内もアウトドア仕様に仕立てられている。専用シートはレザー調素材とバリスティックナイロンを組み合わせ、コントラストステッチとロッククリークのロゴを配置。専用フロアマット、ヒーター付きステアリング、前席シートヒーター、ヒーター付きドアミラー、後席ヒーターダクトまで備え、寒い季節の実用性も確保した。
さらにHDインテリジェント アラウンドビューモニター、前後パーキングセンサー、後退時自動ブレーキも追加。岩や切り株、縁石などの確認がしやすく、悪路でも街中でも役立つ装備が揃う。
このキャラクターは日本市場にぴったりだ。エクストレイル ロッククリークは価格もボディも大きい。もっと手頃で扱いやすく、雪道やキャンプにも強いSUVが欲しいという層に、キックス ロッククリークはうってつけだろう。
日本仕様はパワートレーンや駆動システムが異なるため、専用OFF-ROADモードを含めた作り込みが必要になる。それでも、黒い外装、アンバーのランプ、ルーフラック、汚れに強そうな内装という世界観だけでも十分な商品力がある。4WDと組み合わせれば説得力はさらに増す。
燃費や価格だけでは差別化しにくいコンパクトSUV市場。見た瞬間に使い方が浮かぶ「遊べるキックス」は、エクストレイルだけに独占させるにはもったいない。日本導入を強く期待したい。
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