YZF-R7が大進化!電子制御&新フレームで走りが激変、価格は105万円から
ヤマハのミドルクラススーパースポーツ「YZF-R7」が2026年、初の本格的なモデルチェンジを果たした。2022年の国内デビュー以来、毎年カラーチェンジを繰り返してきたが、今回はフレームから電子制御に至るまで大幅に刷新。まさに“正常進化”と呼ぶにふさわしい内容だ。
ベースエンジンはおなじみの688cc並列2気筒「CP2」。吸気ダクト形状や不等長ファンネルのバランス最適化にとどめ、出力自体は従来と変わらず最高出力73PS/8750rpmを発生。最大トルクは6.9kgf・m/6500rpmと微増している。しかし、最大のトピックは「YCC-T(電子制御スロットル)」の新採用だ。これにより「YRC(ヤマハ・ライド・コントロール)」と連動し、エンジン特性やトラクションコントロールなどの介入度を自在に変更できるようになった。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon YRCはSPORT/STREET/RAIN/CUSTOMの4モードを用意。スロットルレスポンスや出力特性を変えるだけでなく、後輪の横滑りを抑えるSCS、加速時の前輪浮き上がりを抑えるLIF、エンジンブレーキの強さを調整するEBMなど、6軸IMUと連携した多機能な電子制御デバイス群を搭載。さらに、ローンチコントロールやクルーズコントロール、可変スピードリミッター(YVSL)も装備する。サーキット走行からツーリングまで、あらゆるシーンでライダーをアシストしてくれる。
シフトアップ&ダウンに対応した第3世代クイックシフターも標準装備。従来モデルにはなかった装備がてんこ盛りだ。
フレームも大幅に見直された。バックボーン型高張力鋼管フレームはパイプ径や肉厚を最適化し、ねじれ・縦・横の各剛性を向上。左右非対称形状のスイングアームも新デザインとなり、リヤサスペンションリンクも見直し。前後ホイールには軽量なスピンフォージドホイールを採用し、フロントサスペンションのセッティングも変更。アクスルブラケットの締結部剛性最適化や新形状ハンドルクラウンによる軽量化も相まって、軽快なハンドリングと直進安定性を両立している。
ライディングポジションも変更。ハンドル位置は従来より3.6mm上方、8.4mm後方に移設され、燃料タンク形状も変更。シート高は5mm低くなり830mmとなった。これにより、よりコンパクトで自由度の高いポジションが得られ、人車一体感が向上している。
電子制御の充実に伴い、メーターは5インチフルカラーTFTディスプレイを新採用。スマホアプリ「Y-Connect」と連携すれば、通話やメールの着信表示、ライディングログ保存、最終駐車位置表示なども可能。さらに無料ナビアプリ「Garmin StreetCross」をインストールすれば、メーターにナビ画面を表示できる。サーキット用アプリ「Y-TRAC Rev」を使えばラップタイム計測やピットクルーとのコミュニケーションも可能だ。
ヘッドランプはM字ダクトの意匠を受け継ぎつつ、小型レンズモジュールを採用。フラッシャービルトインミラーも新採用で、空力性能も向上している。テールランプはYZF-R1/R6と共用。LEDウインカーには消し忘れ機能や急ブレーキ時のハザード点滅機能も備える。
価格は105万4900円から116万6000円。70周年記念カラー(200台限定)は125万4000円となる。装備の大幅充実により価格は上がったが、その分、機能性と利便性は格段に向上。CP2エンジンの扱いやすさを誰もが体感できる、まさに最新のYZF-R7だ。
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